キリン さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
怖いもの好き
子供の頃はキョンシーも怖くて
ビビリながらも観てた私。
『怖がりなくせに観たがり』でした。
大人になっても
怪談とかグロ映像など
「もっと怖いやつ、もっと凄いやつ」
と追い求め続け
その結果
その類のものにかなり耐性が付いてしまいました。
そんじょそこらのものでは
動じないと自負しております。
そんな大人が『屍鬼』を視聴した感想です。
まず視聴を始めて
一番はじめに抱いた感想が
「みんな何でこんな髪型やねん」
でした。
世界観としては、
日本のどこかにあってもおかしくない村を想定した
リアルな感じで設定されていました。
しかしナチュラルな髪型の人もいる中
数人の物凄い髪型の人がウロウロしているのに
誰もその事に触れない光景に
異様なものを感じました。
髪の色なら解かります。
他のアニメ作品でも
ピンク色の髪の学生とか
赤い髪の侍とか
そのことに誰もつっこまないのなら
そういう世界なんだ
という事で気にせず観れます。
しかし髪型は・・・・
と私がそればかりを気にしてることが
虚しくなるくらい髪型には一切触れず
話は進んでいきます。
話が進んで解かりました。
登場人物がとにかく多いです。
キャラの名前も平凡です。
いつもの私なら
「これ誰だっけ?」
ってなるところです。
しかしあの特徴的な髪型の登場人物のおかげで
キャラを見失わずに済みました。
次に『怖さ』に関してですが、
先に述べたとおり
私には怖いもの耐性がついていますし、
アニメだということもあって
ハードルを低くして観たつもりです。
それにしたって怖くないじゃないか
これは他の方が観て怖いとかんじるのかな・・・?
というのが前半の感想。
しかし後半になって
その『怖くなかった』ことが
めちゃくちゃ活きてきます。
“怖くなかったからこそ”です。
バイオレンスです。恐ぁ~
ゲームの『バイオハザード4』の制作スタッフの方が
「もう、みんなゾンビ怖くないでしょ」
って言ってたのを思い出しました。
そうなんですよね。
『バイオハザード』1作目のときは
犬すら怖かったのに、
今となってはただの的ですからね。
怖い作品を制作するのは、
ゲームにせよ、映画にせよ、アニメにせよ
過去のタイトルより怖いものを作ることに
頭を使うと思います。
その一方で怖すぎると規制がかかるという
難しい状況で工夫を凝らして生み出される作品達。
そんな中で『屍鬼』は
うまいことやったなと思いました。
ちなみに私はこんなに怖いものが好きなのに
霊感とか恐怖体験とか変なもの見たとか
まったく無いのですが、
こういう人、知り合いに欲しいなぁ~
と思った年(2000年くらい)から
じゃんじゃん私の周りで増えてしまいました。
お蔭様で怖い話のストックがいっぱい増えました☆
ネットを介して言ったのは、
今回がはじめてですが、
きっとあにこれユーザーさんの中にも
霊感とかある方いらっしゃるのでは?
あと、怖い系作品は心霊特集番組とか
実写映画やドラマばかり観てたので
アニメで怖い作品は無知です。
怖いのあったら教えて下さい。
面白くなくても良いので。