sherlock さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Which is bad, deceiving ones or deceived ones?
まず全体的な感想から
このアニメは一人の冴えない商人ロレンスが賢狼ホロと出会うところから物語が始まり
旅の中で様々な経験を通して商売の難しさや人とのつながりの大切さを学ぶのだが…
そんなことよりも大事なのは…
{netabare}ホロが僕の理想的なヒロインであるということ{/netabare}
{netabare}ホロが僕の理想的なヒロインであるということ
※大事なことなので2回言った(笑){/netabare}
(以下は多少僕の偏見が入っていますw)
女性は世間的に感情的だと言われている
そしてそこが愛らしいところであり男性が魅力を感じる部分でもある
ただ僕の場合、女性に対して警戒心が異様に高いせいか
女性の言動はあまり素直に受け取れず
(ほとんどの場合が罵声なのでその際は甘んじて聞いています!!w)
ましてや自分の感情を素直に言葉にしないタイプの女性は
何を考えているのかいつも探りながら話をするため非常に気をつかい疲れる…
なるべく下手に出てどういう言動がその人の逆鱗に触れるか気にしながら
会話をするためどうしても謝ることが多くなってしまうからだ
その点ホロは頭の回転が速く、いつも一手二手先をよんで
ときには勘違いさせるような発言を意図的にしてからかうといった大人の女性の余裕がある
自然と尽くしてあげたくなるように誘導する甘え方はこれまで観たアニメの中で最も長けていた気がする
僕はこういう女性に憧れている…みたい( *´艸`)
さて、話は変わり…
人はなぜ嘘をつき、騙し合いが絶えないのか考えたことはあるだろうか…
『騙す方』と『騙される方』、一体どちらが悪いのだろうか…
この問いに明確な答えはないが僕は『騙される方』が悪いと思う
刑法246条の詐欺罪はあくまで人が勝手に翳した正義のもとに成り立つもので
弱者を守るための法律に過ぎない
弱肉強食の自然界では本来そのような取り決めはなく
物事は単純で賢い者が生き残るような世界となっている
実際、法律の隙間を掻い潜り詐欺を行うものは後を絶たない
彼らから自分の身を守るためにはやはり自分が賢くなり経験をつむ以外に方法はないのだ
騙す側に立って初めて騙されるべくした状況が把握できる
そこで今回は人を騙す10つのポイントを僕なりにまとめてみた(悪用禁止!!ww)
Ⅰ.{netabare}人の欲求(自己実現など)につけこむ
人は大金を実際に目の前にすると判断が鈍くなり
礼儀正しく清潔感のある人に対して気を緩めやすい気がする{/netabare}
Ⅱ.{netabare}不安を煽る
人は強い不安を感じているときほど安心できるような話に固執しやすい気がする{/netabare}
Ⅲ.{netabare}希少性の演出
人は時間的制限や人数制限を与えると考えるよりも先に行動してしまう気がする{/netabare}
Ⅳ.{netabare}固定観念を利用するもしくは固定観念を植え付ける
人はイメージというものに強く影響を受けやすい気がする{/netabare}
Ⅴ.{netabare}答えを与える
人は答えが既に用意されると突き詰めて考えようとはしなくなる気がする{/netabare}
Ⅵ.{netabare}嘘に真実を織り交ぜる
Ⅴと少し似ているが、人は少しでも事実があるとわかると
安心しきって考えることをやめてしまう気がする{/netabare}
Ⅶ.{netabare}高い要求から始める
最初に無謀なお願いをすると人は自分の中にある限度の境界を上げやすい気がする{/netabare}
Ⅷ.{netabare}人に流させる
人は多数意見ほど高い信頼性をもつ気がする{/netabare}
Ⅸ.{netabare}単純接触の原理を利用する
人は接触回数・接触頻度が多くなると親密度が上がるため信頼を得やすい気がする{/netabare}
Ⅹ.{netabare}優位にあると錯覚させる(これが一番効果的な気がする)
人は自分よりも劣っていると思う相手には油断が生じやすく
上手くいっているときほど疑念の心を忘れている気がする{/netabare}
えっと、最後のユー〇ャン詐欺師講座は忘れてもらって…笑
このアニメは街を出歩くときの凛々しいホロとは対照的に
宿でお酒を飲んで二人きりのときのホロの弱々しい姿に
思わずルミオーネ金貨を一枚支払ってしまいそうにn…じゃなくて…ww
交渉には“信頼”が不可欠で
ロレンスとホロの“損得では決められない関係”に毎回ドキドキしてしまうので
興味がある方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか(´▽`)