watawata さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これって仲間・・・・?なの?
第1シーズンの伏線が収集される第2シーズン、やはりテーマは『仲間』・・・・でも物語の結末は自分の予想とは少し違う方向で終わりました。
獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす、正にこの作品に当てはまる、ことわざなのかなっと。2人が厳しく過酷な現実を受け止める事が出来る精神力を身に付けるまで、何度も試練を与え続け、成長を見守る。
うーん、もうこれは仲間というレベルを超えていますよね。普通、自分の感覚での仲間という定義は、利害が一致し、かつ目的に対し集まり、ある一定の距離感は保ちつつも(ここの部分は個人的に重要です)喜怒哀楽を共有し支え合う、まあその程度の関係との認識。
この作品では、上記に加え成長を促し見守る所まで広義に入っています。
でも、よく考えるとこれって、もう親のする事ではないのかな?若しくは社会人になり序列構造の中で教え込まれる事に似ていると思ったりします。
まあ、後者は金銭が絡むので関係性はドライですがw。
やはり親の視点で捉えるのが妥当でしょうか。主人公も孤児である設定ですので、仲間の定義を拡大解釈をし、親の定義に重複する部分があっても違和感はありませんでしたが、物語の結末を知った時には驚きました。
っと、温い考察はここまでにして^^;
作品について少々・・・・
第1シーズンも充分満足出来る内容でしたが、第2シーズンに入り演出により力が入りましたね。原作をプレイしていないので、鍵作品の底力なのか、制作会社の力なのかは、にわかの自分には解りませんが。アングル、音楽、声優さんの演技、何れも終盤に近づくに連れキレが増し、それに伴い比例し感情移入、食い入るように作品にのめり込みました。
が、何本も鍵作品を視聴しているとパターンがありまして、構成が前作と酷似してしまう所があり(制作の時系列は此方が先なのですが)、ライターが同じ方ですので致し方がないのですが、もう少し捻りが欲しいと残念に思いました。^^;
詳細はネタバレになりますので、ここら辺で止めておきますね。
でわでわ
かなりの乱文失礼しました。