PeachFly さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
う~ん、これは支離滅裂といっても過言ではない…
この作品は知人の紹介で観たもので、「あにこれ」のランキングを見て視聴を決めたものではありません。
この作品を本当に理解して観ようと思ったら、まずWikipediaでゼノサーガの説明を十二分に読んで、予備知識を仕入れておく必要があります。 (まぁ、Wikiの方もほとんど理解できない内容ですが…^^;;)
次に一度や二度、…いやもっと、台詞の理解できない場面が出てきますが、何度もその場面を観て研究し、理解する必要があります。。。 って、こんなヒドイ作品も久しぶりです^^;。
{netabare}
第一話の冒頭、OPが始まった時、「おお~重厚なサウンド、オーケストラ??」。 荘厳な始まりに期待も高まります。 そして… …えっと、いきなり話が始まって、内容についていけないんだけど、まぁ観ているうちにわかってくるでしょう。。
…う~ん、3話終わったけど、いまひとつ話がわからない。物語の背景、登場人物の関係がわからないからかな~。 グノーシスって何? ヴェクター・インダストリーって何?? この作品はKOS-MOSっていう少女型のロボットの話なのかな… それとも、主人公っぽいシオン・ウヅキの物語…?? どーも、よくわからない。。
…もう1クールの半分終わったけど、未だに何話してるのか判らない事が多い…
…
「百式プロトタイプの回収の件ですが、先程帰還ルートに乗ったとの情報が入りました」
「以外に早かったな、後は第2ミルチアのU.M.N.管理センターまでの移送が完了すれば一安心と言ったところか…」
「面倒なものですね、こちらで解析できれば手間いらずなものを」
「あのレアリエンに施されたプロテクトの解除は、かつてはヴェクターの転移ゲート制御施設だったU.M.N.管理センターでしかできないからな…」
「ところでY資料、あると思うかね? あのプロトタイプの中に…」
「私は確信しています、14年前に閉塞された転移ゲートの解除コードは必ずあの子の内に記録されているはずです」
「うむ、これで旧ミルチア宙域への道が開かれる」
「そしてかの地に眠るオリジナルゾハルを手に入れなければ全ては始まらないからな…」
「問題はU-TIC機関からの追撃です…無事だとよいのですが…」
…
…第2ミルチアって何? U.M.N.管理センターって何?? Y資料って何??? オリジナルゾハルって何????
も~ こんな台詞があちらこちらで唐突に出てきて、何の事やらさっぱりです。。
…もう最終回が近いというのに、未だにこの作品のテーマがKOS-MOSという少女ロボットの事なのか、シオン・ウヅキの話をしたいのか、それともやたら多く出演しているモモちゃん&百式 (注) なのか… 何を主張したいのかがわかりません。
脚注 : (百式というのはモモの試作となった人造人間達 = レアリエン…らしいのですが、恐ろしいことに「レアリエン」とは一体何なのか、この作品中でも Wikiの説明にも出てこない……何なの、一体^^; アンドロイド? サイボーグ?? 人造人間???)
…そして最終回。 天の車という超巨大要塞を宇宙から地表に向けて落下させ、地表の人々を破滅させる企てを防ぐために一人要塞に残り船体の分解を試みる百式の一人キルシュヴァッサー。 (この場面はラピュタの基底部が崩れるシーンに酷似)。
そして天の車の崩壊に巻き込まれて地表に入射角度以上で突っ込んでいく宇宙船エルザ。 この船を守るために先んじてシールドを張るKOS-MOS…
「…そんなことをしたらあなたが燃え尽きてしまうわ…馬鹿な真似はやめて~」悲痛に叫ぶシオン。
当然KOS-MOSはその存在を投げ打ってエルザを救った…と思っていると、最後は元気な姿のKOS-MOSが……
まぁ、今までハチャメチャだったんだから、この展開は予想できたかも…
{/netabare}
最後の最後までよくわからない作品でした。
かっこいい台詞を、さもかっこよく交わして、それがクールだと思って脚本を作成した「ゼノサーガ製作委員会」様。 視聴者はクールと感じるどころか、異国の言葉を理解できないくらいに何がなんだかわかってませんよ…
元々ゲームから発したアニメ作品で、割と忠実に原作通りのストーリーという事なので、ゲームをやった事がある人にしか楽しめない作品に仕上がっている…という感じでした。
<<PeachFlyの「また観るかな~」判定>> : 1
0:途中で挫折、
1:もう観ない、
2:もしかしたらもう1回くらい観るかも、
3:たぶんもう1回は観るかな、
4:もう2~3回は観るつもり、
5:ベスト10に入る逸品!。きっとこの後何回も観ることでしょう^^