29号 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
私には合いませんでした。
原作は成田良悟氏の累計100万部を売り上げているライトノベル。
前13話+OVA3話。
特定の主人公がいない群像劇のようです。
あらすじは割愛します。
{netabare}
他の方がレビューで書かれていますが、この作品の1番の特徴は時系列がバラバラという点でしょう。
時系列をずらす手法は好きですが、あそこまで頻繁にずらす必要があったのか?と思ってしまいます。キャラクターが濃いだけに普通に話を進めても充分勝負出来ると思ったのですが。
サスペンスや何かの事件などをベースにした「ことの顛末」や「真相」を語る作品では有効的だと思いますが、明確なネタバレがされるオチがない無いこの作品においては必要無かったのでは?と感じます。そして大きく3つの話をシャッフルされ、物語に強弱がないので正直キツかったです。
時系列をずらすって事は途中で凄い展開が!!!って勝手に思い込んで見ていたので余計ギャップがw
物語そのものはおもしろいと思いましたが、作り方や見せ方があまり好みではありませんでした。
ですが、伏線の回収が逆な所はなかなか新鮮でした。
フィーロはどのような経緯で不死になったのか?など。
(実は薬飲んじゃいました的なノリには心底ガックリしましたがw)
作画は比較的綺麗ですね。
登場するキャラクターが多いし、個性もかなり強い。
この個性の強いキャラクター達を魅力的だと感じる事が出来ればすんなり最後まで視聴出来るでしょうが、私はアイザックとミリアがあまり好きになれず終始微妙な感じの視聴でした。
シリアスな内容もあるので箸休め的な感じでギャグを盛り込んだのでしょうが…真面目な面とのギャップも見たかったです。
あとラッドもあまり好きになれませんでした。
ですが、フィーロ、ニース、クレアは好きですね♪
{/netabare}
OPの途中で前回の内容を少し振り返る演出は秀逸。音楽の世界観と合っていて良かったです。
色んな方が高評価をされている理由は十分頷けますし、おもしろい作品だと思いますが、私には合わなかった…ただそれだけです。