キリン さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
琵琶湖くらい涙が出た
涙が出た。
身体中の水分が涙に持っていかれ
足や腕がシワシワになって
頬もこけてきたけど
アクエリアスを飲んだら治りました。
この作品を観て涙した人は数知れず
その大量の涙は、やがて雲になり
2011年の降水量は記録的なものとなりました。
そんなウソを吐いてでも
泣けたことを表現したくなる作品です。
観る前から、
「これ・・・なんか泣けそう」
という身構えがあっても
その堤防のハードルを乗り越えて涙が溢れてきます。
EDも最高。曲の入り方、文句無しです。
EDは私にとって頭を整理する時間。鑑賞に浸る時間。
曲のチョイスは重要です。
はじめ『あの花』と略せば良いものを
何とか正式名称で言いたくて
『あの日見た花達より僕は名前がない』とか
『あの花の名前は僕達が付けたことを僕達は知らない』とか
『あの日見た花の名前は、古より伝わりし伝説の
長年の眠りを経て、今復活のサン!アターック!!』とか
言ってましたが、
なんか物語を観てるうちに
ちゃかしたら申し訳ない気がしてきて
『あの花』と言うようになりました。
ストーリーをそのまま追っていっても
充分泣ける作品です。
私は、その他にも
自分自身の思い出と重なって
しまうところがあり、
あまり泣くようなシーンでもない所でも
涙が出てきました。
このままの流れで子供の頃のエピソードを
書いてしまいそうですが、
とても泣けるような話ではないです。
子供時代そのものが泣けてくると言うか
純粋だったなぁ~と言うか
いや、純粋じゃないんですけど…
お暇な方だけどうぞ(汗)
{netabare}少年時代
ちょうど『超平和バスターズ』
が結成されたころの歳のころ
家の近所には子供が少なくて
従兄弟の兄ちゃんと姉ちゃんで
秘密基地を造りました。
ワラで。
稲刈りが終わると田んぼは辺り一面ワラだらけ。
そのワラをかき集めて大きな山をつくり
かまくらみたいに穴を掘って完成!
何ともお粗末と言うか
『3匹のこぶた』の教訓を無視した基地です。
辺り一面見渡す限り田んぼしかないので
平べったい大地にこんもり盛り上がったワラの塊は
秘密基地と言いつつ、めちゃくちゃ主張してます。
次の日
みんなで宝物を基地に持って来よう
と言うことになり、
私は小学校の帰り道で拾った
一度雨に濡れてバリバリになった
汚ねぇエロ本を持ってきました。
今までは近所の農協のあるライスセンターという所に
隠していた宝物ですが、
せっかく基地が出来たのでここに隠そうと思いました。
従兄弟の兄ちゃんは大笑い
姉ちゃんは恥ずかしそうに顔を隠していました。
それが楽しくて、無理やり姉ちゃんに見せてましたが
ハッキリ言ってセクハラです。
(当時そんな言葉は無かったですけどねぇ)
次の日の日曜日。
朝起きて、外を見ると
物凄い煙が・・・・
稲刈りが終わりワラが乾くと
次の年の収穫に備えて田んぼ(ワラ)を焼くんです。
お父さんが基地ごと田んぼを焼いていました。
「ギャーーーーーーーーーッ!!!!」
いや~泣けてくるぜ{/netabare}