セレナーデ さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
しゃれにならない恐ろしさ
「何?出張だから1週間美少女姪っ子三姉妹の面倒を見ろって?任せんかい!」
「姉ちゃん夫婦事故で死んでもうた・・・」
「連れ子の片親も既に亡くなっとるらしいし・・・」
「実は自分も両親亡くしてて、家族の大切は分かっとる!姪っ子皆ワイが面倒みたる!」
「とりあえずわいの住んどる1Rで4人暮らしや!狭いけど我慢しいや」
「キャー!おじさんのエッチー!(≧□≦;)」
「違う!不可抗力だー!」
「ねぇ、お兄ちゃんって呼んでいい・・・?(*・・*)ポッ」
「お兄ちゃーん!」「おじさーん!」「おいたーん!」
「ハッハッハー娘たちよーパパだよーハッハッハー」
まーいろいろアニメ、映画、観て来ましたけどね、こんな恐ろしい話はないですよ。幼女たちの父親になるために、親5人殺すとか正気の沙汰じゃないです。「あの子たちの親がいなくなれば、ぼくがパパに・・・・・フッ、フフ、フヘヘヘヘ」っていう、サイ*パスが普段考えてることをそのまま映像化しちゃったような、笑えない域にまで達しています。
タイトルも笑えません。
最終回で末っ子のひなちゃんは、お遊戯会の参観に主人公が来ることを強く拒むんですが、その理由が「本当のパパとママじゃないからヤだ!」って言うんです。
そこに『パパのいうことを聞きなさい!』ですよ。
「パパのいうことを聞きなさい。本当のパパとママはもういないから、"パパ"の参観を認めなさい。」
ひなちゃん泣き寝入り。
やばいやばい。しゃれにならん。
もうここまできますと、『お隣さんが若手女性声優』て設定なんかは「ちょっと別の趣味が漏れてるじゃねぇか」って気分になって逆に笑えてきます。
なんにしろ「家族愛」なんて高尚なテーマを期待してたらえらい目に逢いますので気をつけてください。