29号 さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
やはり名作だった。
ついに視聴を終えました。
私の大好きなP.A.WORKS制作のオリジナルアニメーションです。
キャラクター原案は『僕は友達が少ない』や『電波女と青春男』のブリキさんが担当し、
監督は『RDG レッドデータガール』の篠原俊哉さん、シリーズ構成を『花咲くいろは』の岡田麿里さん、
キャラクターデザインを『Another』の石井百合子がそれぞれ担当されています。歴代作品を手掛けた豪華スタッフが集結しています。
岡田麿里さんの名前を見た時点で早くも線引きされている人が多数いらっしゃると思いますw
お察しの通り好き嫌いがはっきり分かれると思います。
作画はもちろん素晴らしく、海ならでは鮮やかさや心も大変うまく描かれています。
最初はキャラのデザインがあまり好きになれず(目の大きさとか)、視聴を見送ってきましたが、見て本当に良かったと思える作品です。
{netabare}
細かなストーリーは割愛します。
実際に見ていただいた方が早いでしょう。
全26話。
はっきり言って1クール目(1話~13話)は面白くないと感じるかもしれません。
ですが、ここで視聴を諦めたら本当にもったいないです。
1クール目ははあくまで2クール目(14話以降)のための壮大な伏線でありプロローグにすぎません。
我慢してでも(かなり失礼な発言ですがw)見るべきです。
私は1クー目も十分に楽しめました…人間関係はさすが岡田氏の作品でドロドロでストレス溜まりますがw
結構重い雰囲気になりますが10話以降の展開がいいですね♪
そして物語が大きく動く2クール目。
ここからがこの作品の真のストーリーと言えるでしょう。
5年の月日が流れてスタートする14話と15話での設定や細かい演出がまた素晴らしく気に入っています。
自分が変わることや他人が変わることで今の大好きな関係や状況が壊れてしますのでは?と変わる事に対しての葛藤が大きかったちさきが1人取り残されること。
5年の月日が流れる事で美海とさゆと光たちが同級生に。
1期でなぜ小学生の恋が描かれるのかと思っていましたが、まさかココに繋がるとは。
様々な変化に心が連いていかず、目を背けたいがために眩しいと呟く光
同級生になった事で以前より光との距離が近付いたと感じる美海ですが、15話で漁協から車で帰る時の別れ際の窓ガラスが閉まる所が光と美海との隔たりを感じさせるような演出はまさに美海の心境を表現したものですね。
こーいった別のものに置き換えて表現するなど細かい描写は凄い。本当にいい仕事をされます。
変わったこと、変わらないことを心の変化なども恋愛模様に大きく絡ませてストーリーが進むのが良いです。最後の方は→が色んな方向に向いて少々疲れますが、それを飽きさせない見せ方はさすが。
{/netabare}
P.A.WORKSが好きな方はもちろんですが、そうで無い方も絶対に最後まで視聴していただきたいです。
私の中ではP.A.WORKSの作品で1番のデキだと思います。
とにかく黙って見て下さいw
最後にどうでもいい事ですが
{netabare}
「凪のあすから」というタイトルですが、
「凪のEarth color」
だったんですね!!!
26話のサブタイトルで気付きました。
{/netabare}