kuroko85 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメでここまで直球勝負するか?
こうゆう作品が出てきた時点で、
アニメは完全に日本の文化(サブカルチャーでさえない)なのだと思う。
決してアニメである必要は無い。
例えるなら完全な人間ドラマであり、表現方法を逆に選ばない作品。
(事実ラジオや小説になっているようだが、、
ただ、それはアニメが売れた余波のせいか)
プロットはベタなのだが、設定や見せ方が秀逸。
設定は小学校低学年と思われる6人のグループ
「超平和バスターズ」が、ある事故によって分裂した事に
端を発している。
既に高校に進学している5人の日常。
だが、全員が昔起こった事故のトラウマを抱えている。
主人公は、希望校に進学できず
登校拒否の毎日。
町一番の進学校で2番の成績を誇る男が
女装までするトラウマの描写。
そしてその男の子(2番の成績)が好きなのに、
いつまで友人のまましっかりと背中を追って、
学年4番につけている女の子。
これらの例を中心に、
主要人物たちの人間模様がとてもリアルで、そしてたまらなく切ない作品。