酔典座 さんの感想・評価

4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

戦場ヶ原　ひたぎの内面を勝手に思い込みで分析すると

おじさん目線でコメントします。
おじさんですので絵文字はありません。砕けた文章を努力しましたが、たぶん硬めでしよう。あしからず・・・
○総合評価について
初心者の私でも噂を聞いていました。最高ランクです。
○映像について
シャフトの映像は今回初めてです。オ・・でもこの感じなんか懐かしい？７０年前後、アバンギャルド（前衛）な日本映画とかドラマってこんな感じじゃなかったか？
特徴的なテロップワークですが、私でも読みづらい旧漢字をなんで使うのだろう？ドラマ「ＳＰＥＣ　警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」でも使っていたな。最近の人たちには外国語と同じ感覚なのだろう。旧漢字、私は少し戦争のイメージがあるので違和感があるのだが・・・
建物、部屋、庭、公園がモダンアートな感じで美しい。特に阿良々木暦の部屋は芸術的で素晴らしい。今回は出ないが、阿良々木家の風呂と居間は美術館もので必見です。でも、実際住んだら落ち着かなくかなり疲れそう。
「つばさキャット編」オープニング実写版の羽川　翼が少々太めで残念。
○戦場ヶ原　ひたぎについて
私の青春時代、ツンデレの観念がなかったのでよく分からないのですが、ツンデレする方は相手に与える効果を十分計算して演じているのでは？彼女の場合、ツンデレ的な態度になる心の闇を考慮する必要があると思います。
過去の苛烈な経験と悲惨な家庭環境から察するに、相当な人間不信（特に男性はトラウマ）に陥っているのでしょう。精神疾患の傾向もでているのでしょう。多感な青春期、２年間も人間関係を持つことを拒絶してきたため適当な表現ができず、人間不信による猜疑心で辛辣で高飛車な表現になるのでしょう。自信が持てず、阿良々木　暦に愛の確認を幾度となくおこなう。彼に対する挑発的でエロイ隠微行動とは裏腹に、彼にでさえキスしかできない、彼以外の男性にはボディタッチもＮＧでしょう。彼が殺されたら殺した相手を必ず殺すと明言する怖いほど一途な愛情も変質的かな。今回、彼女はかなり痛くて、蕩です。（少々恥ずかしい。使い方間違ってないよね。）
○阿良々木　暦について
戦場ヶ原　ひたぎや羽川　翼と比べると愛情にあふれた家庭で、心の闇といったものはなく成長期における正常な心の葛藤があるみたいです。ロリコンが少々鼻につきますが、お人好しで困った人を、だれかれかまわず人助けしているうちにハーレム状態になりますが、二股三股をかけず戦場ヶ原　ひたぎ一筋で誠実なのは尊敬に値します。戦場ヶ原　ひたぎも癒されるでしょう。
○その他キャラについて
ロリコンでないので（私の年だと孫になってしまう・・・）八九寺　真宵と千石　撫子は簡単に。八九寺　真宵自身かわいいが、背負っているリュックが輪をかけてかわいい。阿良々木　暦がちょっかいをだす気持ちが少し理解できる。容姿は小学生だが中身は二十？才だけあってコメントは適切で的を得ている。江戸川コナンみたい。
千石　撫子は興味のないキャラ、ロリコンなら垂涎なんでしょうけど。
百合系も腐女子も範囲外なので神原　駿河もパス。名前を駿河問いの駿河と自己紹介したのでかなり驚いた。（駿河問いって江戸時代の拷問で、人を水平に縛り上げぐるぐる回すあれでしょ、時代劇「必殺シリーズ」なんかにでていたやつ。）家庭環境が意味深なのでのちのち面白そう。
羽川　翼は戦場ヶ原　ひたぎの次に興味があるが、今回はコメントなし。私は猫より犬です、いや、ペンギンが好きです。