29号 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
釘宮理恵さん×ツンデレ=反則
全25話。
原作は竹宮ゆゆこさんのライトノベル。
発行部数はシリーズ累計で300万部。
色んな所のアニメランキングで必ず上位に入っている作品ですので何かレビュー書くの緊張しますねw
{netabare}
主要キャラクター5人中心で終始物語が描かれている点が良かったです。
無駄にキャラクターが多く、伏線未回収やキャラクターを深く掘り下げられず、中途半端な感じの作品も多いですが、
この作品はサブ3人の話もメイン2人の話に繋がっていくので1人1人のキャラクターに上手く感情移入できました。
釘宮理恵さん×ツンデレはやぱ反則でしょう。何度心臓を撃ち抜かれたことかw
北村君とみのりんの掛け合いは最初は面白かったけど、途中で結構むさ苦しくなってきって飽きましたw
この作品で1番重要なキャラクターだと思ったのが亜美ちゃんです。親友2人以上に竜児と大河の事を理解していたと思います。時には汚れ役を買って出たり、時には自分の感情を素直に前に出したり、時には2人を気遣ったり。
彼女の絶妙な振る舞いや立ち位置がこのストーリーをより際立たせていると言っていいのではないでしょうか。
さて内容に関してですが、
まず2人の絶妙な距離感が良いですね。
「お互いの親友を好きになった」
この事実が2人の絶妙な距離感を演出し、後々の展開にも大きな意味をなしてきます。
まぁこの距離感のせいでもどかしい思いをする事が多々ありますが。
そして、竜児、大河、みのりん、亜美ちゃんの4人がいい人(悪く言えば不器用過ぎる)過ぎる。
竜児はみのりんが好きだが大河をほっとけない。
大河は竜児とみのりんにくっ付いて欲しい。
みのりんは大河の気持ちに気付き竜児から身を引こうとする。
おそらく竜児の事が好きだが、今の関係や自分の居場所を壊したくないためヒールに徹する亜美ちゃん。
全員が自分以外の人間を思っての行動だが、かえってそれが相手を傷つけ、傷口を広げる事に…。
この中に1人ぐらい「我」を主張するキャラがいても良かったなぁって思います。
いやぁ人間関係って難しい。
{/netabare}
キャラの設定などが細かい事や、伏線の張り方、話の進め方など非常に好みでしたが、後半一気にストーリーが動くので多少、取り残された感がありました。まぁでも色々と考える事が多い作品で飽きずに視聴出来ましたし、素晴らしい作品だと思います。
ですが長々と書いてきましたが、自分の中での順位を聞かれたら上位ではないんですよね…自分でもなぜか分かりませんが…。
どーでもいい話ですが、1番のお気に入りのシーンはOPで大河がニーソを履く所ですw