退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
スロースターター
5話まで観終わった時点で、何度か視聴継続を断念しそうでした。
ここのレビューで、ラクシュン(ねずみの半獣)が出てくるところまでは観ると決めていたので、うーん・・・と思いつつも視聴継続。
正直、事前にレビュー読んでなかったら3話目位で観るのやめてたと思います。
作画も少し古めかしいですし。
で、6話~
気付いたら感動してちょっとウルっとくる位ハマってました。
最終的に、私の中でかなり面白かった部類に入る作品ですが、序盤で観るのやめた人多いんだろうなぁと。
まず、序盤で世界観の詳細が分からず、王に仕える者や妖魔等色々と消化不良を起こすんですよね。
物語の中でも、主人公は突然妖魔に襲われ、右も左もわからぬまま見知らぬ場所へ連れていかれるわけですから、詳細が分からないのは当然なのですが。
で、わからないことだらけならキャラクターに感情移入したいのですが、主人公とその周りもストレスを感じさせる性格の持ち主。
主人公の、偽善者で他力本願で泣いて考えもしない駄目っぷりにイライラさせられ、ユカの勘違い女っぷりにも相当イライラさせられ、浅野は二人ほどインパクトが無いので霞む(ひどい)
で、これらの描写を序盤にこれでもかって位押してきて、なかなか感情移入できず。
とこんな要因があってか、なかなか入り込めない序盤。
後々世界の詳細もきちんとわかりますし、序盤があったからこその、逞しさや優しさがあり、そこが見所でもあると今では分かります。
が、さすがにもうちょっと序盤の魅せ方どうにかならなかっただろうかと思ったのは事実。
ストーリーはとても面白いですし、陽子やユカの心理は、誰でも何かしら共感なり思うところがあるであろう良い作品だと思います。
ですが、他の方も仰っているように、人によって序盤は少し我慢が必要かもしれません(;´・ω・)