29号 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
色彩と世界観は秀逸
全8話。
09年にOVAが制作され、そこから派生してテレビアニメ版が12年に放送された。
まず声優陣が豪華です。
黒衣マト…花澤香菜
小鳥遊ヨミ…沢城みゆき
神足ユウ…阿澄佳奈
納野サヤ…能登麻美子
出灰カガリ…喜多村英梨
沢城さんと能登さんが好きな私としてはそれだけで嬉しいです。
自我崩壊のシーンは最高にテンション上がりましたw
{netabare}
この作品のポイントは「色」でしょうか?
多感な時期にある女子中学生の人間関係を色で表現する方法は秀逸です。他者との接点を持てば少なからず、他者の色に染まってしまう。それを嫌ってあまり他人に深く踏み込むか否かの彼女達の心情や葛藤を上手く表現していると思います。
ただ、少し過剰では?と思ってしまう事も多々ありました。この作品にマト、ヨミ、ユウ、カガリの恋愛が絡んで来た日には、確実に死人が出ますねw
さて話を戻しますが、もう1つ作中で気になったのが、心の痛みを闘うことで表現している点です。非常におもしろいと感じました。何よりその戦闘シーンのクオリティも高く、世界観(色)が良い。
さて肝心のストーリーですがこれまた難解で癖があります。
ストーリーは割愛しますが、別の世界の詳細が語られんため、今ひとつ作品の世界に入れませんでした。
私はそういった設定などをきちっと理解した上で視聴したいタイプですので、視聴者に投げるのはあまり好みではないです。
まぁキッチリキッチリしたら色々な柵が出てきて作品が滅してしまう恐れがありますけん仕方ないですが…。
{/netabare}
難しい内容の作品であるとは思いますが、色々と考えながら見るのも良いと思いますし、単純に映像と世界観を楽しむのも良いと思います。