シェリー さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
日常系が好き。
日常系のアニメをこよなく愛す僕なのですが、なぜかこれはハマりませんでした。
いろいろ工夫されている作品だと思うのですがそれらが好奇心をつついてくることはありませんでした。
僕が日常系のアニメに求めるものの中でもその一つは良い意味での「退屈」にあると思うのです。
クセのある人物像や、ありがちな状況、会話のテンポ、意識しなければ気づかないくらいのBGM。
これらに多少の差異はあれど、こういった要素を混ぜ合わせることでできあがった作品そのものがこの系統の特徴になります。
そしてそれらにはドキドキ、ワクワクを求めるのではなく、
春の午後に日なたで猫が伸びをするような気持ちなってゆるゆると観ています。
そしてここにほのかな共感を感じ、クスッと笑うことができればそれが至福の一時なのです。
「今日も平和だにゃ~。」 ごろごろ。
けれど本作ではそれがあまり感じられず断念でした。
観ていて「退屈」を感じるのではなく、どうしてか「飽き」てしまうのです。
僕の中の興味はどれだけ映像を流されても生き物の死体のようにうんともすんとも反応がありません。
声をかられても、揺らされても、たとえ目の前でスカートをスルッと下ろされたってダメです。(本作にそんなシーンはありませんよw)
もし具体的にその理由を挙げるならばひとつにキャラクターたちが「好き」「可愛い」しか起点にしていないこと、
それにより、またよらずとも会話に魅力がないことが原因かもしれませんし、そうでないかもしれませんw
まあ空気を楽しむものですから理由の言語化は上手くできません。ごめんなさい。
とにかく飽きてしまうのです。単純に。あるいは。
レビューとはひどく言い難い形になってしまいましたが
僕がこの作品に夢中になれなかったその訳をなんとか遠回しではあるけれど言葉にしてみました。
好きになれなかったのが自分でも不思議な作品でした。良い作品なのにね。残念。