北山アキ さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」といつから大人は言えなくなったのか?
原作未読
最後まで観た感想
兄貴は天然で、幽霊は自己中で、妹は感じやすい。
そんな設定なので、残念ながら心の機微を描く方向にはならなかった。
エロで誤魔化しつつワン・アイデアを最後まで押し通した
という意味でまさに力技アニメだった。
5話までの感想
妹が落とされて落とされ続けるという不条理な展開だったが、
ようやく兄貴も少しは思春期の普通の想像力を持った人物として描かれ始めた。
これから妹に救いがある展開を期待。
以下は感想とは別のことです。{netabare}
製作現場に自由な創作環境がなければ創る意欲なんてしぼんでゆく。
多様性が無ければ可能性も広がらない。
底辺が厚くない分野ではトップにも大したものは生まれない。
最大公約数的な今のバラエティ番組や実写ドラマに期待ができないから、アニメといいうジャンルを視ている。
アニメには欲望に忠実な表現であり続け、ニッチな趣味に対応するものを創っていってもらいたい。
テレビというアンダーグランドじゃない場所にこういうものがあることはいいことだ。
普通じゃないキリスト教徒の知り合い曰く「神が神に似せて人を創った。だから人間はそのままでいい」らしい。
それがキリスト教の全てらしい。
だから「神を人間に似せて創ろうとする(教会の)人間は嫌い」と言う。
職業的倫理裁定人の悪いところは、高いところから他人を見下して、他人を所在不明の誰かに似せようとしていることだ。
しかも所詮、信念からではなく金のためにしているだけなので、そのふりをしているだけ。だから無視もできない。
{/netabare}
テレビ局の自己保身のためのアリバイ作りのためとはいえ、
たかが暇つぶしの娯楽の話に無粋な線引きを増やさないで欲しいものだ。