sekimayori さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
オタクイメージの変遷+ラブリーマイエンジェルあやせたんについて
眉目秀麗文武両道な妹の深夜のオタクカミングアウトから始まる、兄妹と友人らによる王道ラブコメ。
アニメにせよゲームにせよ鉄道にせよ、従来のオタクに対する一般人のイメージって、電車男的・げんしけん的な、いわゆる「キモオタ」像に乗ったものだったと思います。
でもここ数年、ネットやtwitterを見てる限りでは、オタクを肯定する雰囲気が広がってきた印象が。
ニコ動の隆盛、まどマギ・進撃のブーム等で、オタク層が拡大しているというか、一般層がオタクにすり寄って来てるような、そんなイメージ。
アイドルにもオタクを公言する子がいたり、あまつさえ「今、オタク男子が人気!」みたいな、「どーせ※ただしイケメンに限る、でしょ」と苦笑せざるを得ない記事すら存在したり。
本作のヒロイン桐乃は、そうした肯定的オタクイメージの先駆けだったのかなと、今となっては思います。
実は重度のエロゲ・アニメオタクだけど、表の顔は眉目秀麗文武両道のスーパー女子中学生。
これが10年前だったら「ありえねーだろそんな設定」と一蹴されそうですが、今は逆にリアリティすら感じる。
独断と偏見による勝手な想像だけど、桐乃のキャラから受けるイメージは近年のサブカルの受容者層の変遷を物語ってるようで、単なるキャラ萌えラブコメにも、時を経れば資料的価値みたいなものが生じるのかと、妙な感慨を覚えます。
そんなことは置いといて、私にとってはこの作品の魅力=キャラの魅力でした。
多様な性格付けと可愛らしいキャラデザ、キャッチ―なアニソンと、キャラもののツボを押さえたクオリティで、「桐乃派」「黒猫派」とキャラ派閥ができるのもむべなるかな。
あにこれでもレビューに「私は○○派」って書いてる方いますね。
ただ、このサイトってちょっとSNS的な雰囲気を帯びてるので、それを考慮に入れると気軽に派閥宣言するのは憚られますよね。
いくら匿名とは言え自分の性癖晒してるみたいだし。
少なくとも自分はキャッチして頂いてる方に嫌われたくないのでそういうことはちょっと……。
ちなみに私はあやせ派です←オイ
まじでラブリーマイエンジェルあやせたんですよ!
桐乃とか黒猫とか断固認めんぞ!←ヤメロ
ヤンデレ黒髪ロングで早見ボイスとか至高じゃないですかそうでしょう!?
ドSなのもむしろ我々の業界ではご褒美ですありがとうございますあやせさまもっと罵ってくだs(自主検閲)
悪ふざけが過ぎました。
黒猫派の方も沙織派の方も地味子派の方も、あと桐乃派の方も、仲良くしてください。
人類皆兄弟ですから(棒読み)
ラストネタバレされて2期観られないよ(涙)
【個人的指標】 65点