ガムンダ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ツッコミ衝動で感動する事に集中できない
泣けるアニメで高評価という事で観てみました。
まあ泣くまでいかなくてもちょっと切ない気持ちにはなりましたし、良い話でもありました。
ただちょっと看過できないおかしな所があって感動に集中できなかったんですよね
幼馴染の仲良しグループのうち、女の子の一人めんまが亡くなった事をきっかけに皆それぞれに心に傷を負ったまま別々に成長したりしなかったりしていく。そんなある日、めんまがあの時の姿のまま現れさあ仲良しグループは?
みたいなあらすじです。
私がツッコミたくなったのは以下の点
大したネタバレじゃないですが一応{netabare}
・ぺ、ペース配分!
こういう物語の場合、まず皆が再開し集まるまでが一山
って感じだと思いますが、あっさり集まります。
なのにそのあとはラストまで特に山なくゆるゆる進行。
・ゆ、ゆきあつ?!
仲良しメンバーの一人、ゆきあつの行動が常人の域を超えていてまるで共感できないのに、劇中のみんなはあっさり納得し、許し、それさえ感動ネタにしようとしています。
観てるこっちは「お・・お?!」
・ゆ、幽霊だったんかい!
めんまは当初、主人公の妄想や幻覚として現れたのかと思いきや、皆に手紙を書くに至って現実世界にて客観的に観測可能な幽霊さんだった事が判明します。
・か、かくれんぼ?!
唐突にかくれんぼ始めます。
割と皆さん書いてますが、その回だけ観るとあたかもそれが重要なキーワードだったみたいに見えますが、それ以前にそんな伏線は全然ありませんでした。
・こ、これって戦闘アニメだっけ?
一番問題なのは成仏に近づくにつれ、現世の幽霊体の方はというと、フラフラになったり字を書くのもおぼつかなくなったり弱っていくというシステムです。
成仏しきったらまた死ぬって事ですかね。
ただでさえ死んでるのにかわいそ過ぎです。
それで「成仏しろー!」っていわゆる生きてる人に向かって言ってるニュアンスに聞こえちゃうんですよね(笑)
{/netabare}
とまあこんな具合ですが、それでもこれだけの高評価ですからもうちょい巧く作りこんだらとてつもない名作になったのに惜しいなあ、とか思ってしまいました。