退会済のユーザー さんの感想・評価

3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

大半が見てて眠くなる

疲れた。他のアニメサイトとかでも90点台つけてたからどれほどのものかと期待していましたが、最初の流れのまま終わりまで走りきったごく平凡なアニメだった。
１話完結の感動する話が１３話続きます。

長いと感じた人は６話・７話・８話だけ見とけばいいかなぁ、という感じ。
それでも長いと思う人は６話見とけば十分か。その辺りがこのアニメで最も良く出来ていたと思う。
６話に関しては、ちょっとだけ涙腺が緩んだ。

だけど山はそこだけで、後半に行くに従ってまた失速していったよ。
最後は祖母のレイコさんに関する紐解きが少しはあるのかと思いきや、今まで出てきたキャラクターをとってつけたように出演させただけのどうでもいい区切りの付け方だったし。
{netabare}
最終回は、特に適当さが顕著。
田沼君の出演頻度がいきなり高くなり、夏目の親友ポジションにいたので若干戸惑った。
夏目と仲良くなっていく描写はこれまで確かにあったが、なぜよりにもよって田沼君との親睦を最終回に持ってくる？

そもそも夏目友人帳って、夏目にだけ妖（あやかし）が見えるって言うファンタジーに心温まる風情があったんだけど…。
田沼君という、夏目の他に妖の存在が分かる人物を横に添えてしまうと、１話～１２話で構築した危ういバランスが崩れちゃうよ。
結局、コミカルな妖怪達と人間の触れ合いアニメにしたかったのかな？ってそう思えてならない。
ここから「続」「参」「肆」と続く事を考えると、"ブレ"を強く感じて視聴意欲を急激に削がれてしまった。

途中の展開でもあった話だけど、夏目のリアルが充実してくるに従って妖がみえなくなっていく…そんな定番ルートをたどってくれるだけでいいのに。

最終回の粗をもう一つ上げるなら、７話に出てきた狐の子の見せ方。
狐の子が人間に捕まるんだけど、その時の映し方がどうにも気に入らない。
人間に捕まってもがく狐の子。
それが交互に、人間目線、夏目目線で映すんだけど、人間目線だと狐に見えて、夏目目線だと人型に見える。
こういうの映像でハッキリやられると、子供染みた設定に心を動かされていた自分にふと気付いて、我に返ってしまう瞬間ってあるよね。
要するに一般人目線だと夏目君は狐にブツブツ話しかける変な奴なのだ。
あまり深く考えない方がいい心の奥底に押し込めていた、現実で考えた時の違和感がじわじわ浮き彫りになってきてしまうのだ。
{/netabare}

ネタばれ部分に多く記載していますが、思いの他語る事が無いのが実際のところです。
全体的にギャグはあんまり面白くなかったので、感動ものとして見た感想は以上です。

他サイトで１期が一番ポイント高かった所から予想すると、２・３・４期は１期の延長にすぎないと予想。
良い作品だとは思うので、何期の何話は絶対感動する！とかいうのはあるかもしれませんが、泣かせパターンもわかってきたので多分続きは見ないと思います。

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あと、どうでもいい事ですが、ＯＰは良かったですね。
なぜか毎回飛ばさずに見てました。