Asuca さんの感想・評価

3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

最近のあるある！

　俺ガイルと異なり、タイトルと内容がほぼ一致する作品。勇者制度が職業というのが、ジョブシステム採用型のＭＭＯＲＰＧっぽいです。（ＭＭＯＲＰＧに詳しくはないのですが…ここ数年、用語的な意味で流行っているので使ってみたくなりました（笑））

　見栄っ張りな発言はさておき、ラノベをざっくりと眺めるだけの私でも、この「後日談系」の作品、或いは勧善懲悪より「灰色の濃淡」を指向する作品が増えてきていると感じます。善も悪も立場や環境次第ということで一応片づけてしまう作品のことです。
　
　確かに、萌えアニメとの相乗効果で口当たりはいいですが、実際のところ、日本の大衆一般の内的志向を大いに反映している感じがします。
　口当たりのいい政治文句、宣伝文句etc。対して、中身はすっからかん。言語の単純化（省略化）というのも、自分自身毒されているということを感じます。語彙レベルが低いことは悩みの一つです。（すみません。全く関係ないですね）

　加えて、このタイトルの長い作品。「はがない」もそうですが、省略形を公式発表等するなら…。覚えるのが面倒です。

　

　本編と関係ないことを書き過ぎたので、あらすじだけを書きます。
　「魔王が討伐されたことで、勇者制度が廃止された世界で勇者志望のラウル・チェイサーはやむなく、弱小家電量販店に就職することとなった。同じ頃、魔王の娘フィノ・ブラッドストーンも人界を訪れていた。　夢への拭いきれない憧れ、共に競い合った仲間の存在、ライバル店舗の出現。　悶々とする日常を今日も二人は送る。　ファンタジア大賞金賞受賞作品、遂にアニメ化！」

　それにしても、（株）ＫＡＤＯＫＡＷＡってこの業界ですごい影響力があるんでしょうね。多分…。