「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(OVA)」

総合得点
73.4
感想・評価
509
棚に入れた
2478
ランキング
1023
★★★★☆ 3.9 (509)
物語
3.8
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

確かに納得出来ない部分はあるでしょうが…

できうる限り、ネタバレを避けます。
かなり人を選ぶ作品だと思います。
私もにわかですが、一応宇宙世紀物は全て見ています。

それでもやはりガンダムとして見れたので面白かった。
やはりこうした個々の己の正義があってこそなんだと思います。

ニュータイプの出てこないガンダム作品でもあります。
いわゆるパイロット候補生のコウ・ウラキが主人公。
そして堅物、真面目なコウとは真逆の軽い性格の親友キース。
後にいろいろな意味でライバルとなるガトー。
ガンダムの設計者、アナハイム所属のニナと男勝りなモーラ。
連邦にしては真面目な軍人でもあるシナプス艦長。
物語はコウとガトーのライバル関係を中心に動いていきます。
この2人、先程も書きましたがニュータイプではありません。
優秀なパイロットなんです。
特にコウに至っては機械に強い描写があったので
おそらくパイロットの素質は元々良かったのでしょうね。

他にも上司にあたるバニング大尉やモンシア中尉など
主人公コウを取り巻く人間関係が様々に絡んできます。
後半に出てくるMSやMAなんかはぶっ飛んでます。
個人的にはそこが好きなんですが
もちろん歴史上ではそのあとの話に当たるZとの整合性もきちんと設定されています。
(逆にその設定が嫌な人もいるのも事実です)

そしてガトーの生き様。
彼は彼なりに、一年戦争からの自らの正義を貫き通します。

そして途中からガトーと作戦遂行で合流するシーマ。

このシーマという女性も実はなかなか波瀾万丈な人生送ってます。
もちろん作中でも「えっ!?」という大胆な行動を。
でもこれはこれで彼女の生き方なのでしょうね。
敵で嫌な役になってますが、私としては逆に一番人間らしさが出てる人物ではないかと思っています。

終盤も大どんでん返しが待っています。
ただ、これは途中で監督が交代したという大人の事情もあるのですが…。

もちろん人によって価値観が違いますので
「ガンダム」という定義も変わってくるでしょう。

「宇宙世紀という歴史上、そして一年戦争とZとの間に起きた出来事」という面で後付け設定が気にならないのであれば
非常に楽しめる作品ですね。

私が一番好きなMSもこの作品に登場します。
OPのTHE WINNERも一度聞くとあのイントロが忘れられませんね。

投稿 : 2014/01/31
閲覧 : 197

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