Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
マスターとサーヴァントが繰り広げる聖杯戦争・・・見応え十分な作品です^^
2巡目の視聴で今回が初レビューになります・・・あにこれ入会当時の放置プレイ期間中に1度目を視聴した作品です^^;
今まで知らなかったのですが、本作品の原作はゲームだったようです^^;
確かに、聖杯戦争や7人のサーヴァント・・・改めて考えてみるとゲーム的要素の強い設定がなされていたと言われると納得できそうです^^
物語の舞台は冬木市・・・ここには何十年かに一度、手に入れた者の願いを成就させる聖杯が出現する場所です。
そして、聖杯を手に入れるため7人の魔術師であるマスターが7人のサーヴァントと呼ばれる英霊を召喚し、最後の一組になるまで聖杯を奪い合う争いに扮していくのです・・・
この物語の主人公は衛宮 士郎(えみや しろう)・・・魔術師としては半人前だった彼ですが、ある日偶然にも英霊の一人であるセイバーとの契約が交わされ・・・彼は聖杯戦争に巻き込まれていきます・・・
この物語はマスターの願いを叶えるために英霊はその身を賭して戦争を繰り広げるのではありません。
聖杯を手に入れると、マスターの願いと同時に英霊である自分の望みも叶うから・・・なのです。
聖杯の力を借りてではありますが、一度生命を失い・・・その身を英霊に変え・・・見ず知らずのマスターに仕え・・・そこまでして叶えたい望みがあるから彼ら英霊は頑張るのです・・・
だから、サーヴァントも聖杯に対しては貪欲です・・・
それは仕方の無い事ですし、何でも願いの叶う聖杯を目の前にしたら、誰だって貪欲になると思います・・・
でも・・・この物語はそれだけじゃないんです^^;
サーヴァントだって、元は血の通った人間です(一部違う人もいましたが・・・^^;)
そして、今のマスターと同じ時間を過ごし、人間であった頃と同じように接しています・・・
そのような時間の中で、お互いの感情に変化が起きてもおかしい事ではありません。
そして・・・ここから物語は一気に深みに入っていきます・・・
マスターとサーヴァントとの絆・・・
英霊と人間の立場を超えた感情・・・
お互いを思い合う心・・・
登場するそれぞれのマスターとサーヴァントの間の絆がしっかり描かれているので、しっかり感情移入もできるし、クライマックスに向け目が離せなくなる展開も相まって見応えも抜群です^^
主人公もセイバーとの間で紆余曲折ありますが、お互いが思い合い、誇りと尊厳を最大限優先させます・・・
こうして導き出された答えは・・・ちょぴり切ないモノでした^^;
でも、こういう展開は正直寂しいですが・・・現実でも十分有り得る事だと思うと、私は良いラストだったと受け止める事ができました。
2クール24話の作品です。見応えは十分です^^
そして、この作品を視聴した後、私はもっとこの作品にのめり込みたい・・・もっと知りたい・・・と思いました^^;
そういう人は、スピンオフ作品である『Fate/Zero』を見ると、色々な伏線も回収できると思います^^
私も2巡目になりますが、引き続き『Fate/Zero』を視聴しようと思います^^
今回2度目の視聴に至ったのは、この作品のホームページに気になるコメントを見つけたからです。
「THE STORY CONTINUED FOR NEXT GENERATION CHILDREN」
第5次聖杯戦争映像化決定・・・TYPE-MOONエース Vol.9にて、続報発表との事です。
どんな発表がなされるのか、楽しみですね♪