aaa6841 さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タイトルなし
異能バトルものというわけではない、普通の人間が登場するガンアクションものなのかと思っていたら、海上で撃ち合いの最中に何台もの敵のボートにただのジャンプで飛び移ったり、二丁拳銃で1丁ずつ別方向に構えて撃っているにもかかわらず弾が敵に正確に当たるのに、相手が乱射してくる弾は一切食らわないなど、明らかに人外能力を発揮しているのだが、その程度が実に控えめで全体的に中途半端な印象を受ける。
戦闘でのリアリティを放棄している割に鮮烈な場面が少なく、戦略性や意外性も感じないので面白味がない。
基本的な流れは、依頼された仕事をやっている最中にトラブルに巻き込まれるが、最終的には銃をぶっぱなしまくって解決という感じで物語性が薄い。
かといって話がスッキリ終わるというわけでもなく、これといったオチがつかず、うやむやで終わる話が多い。
ただし、メイド服の使用人が登場する回だけは、鮮烈で、物語にも入りやすく、キャラクターも痛快だった。
その使用人は、メガネをかけているのだが、やたらとレンズに光が反射してサングラスのような見た目になっており、メイド服とのミスマッチで面白可笑しくありながらも洗練された外見になっている。
上品な口調からは不気味さも感じられる。
敵と相対するときには粗野な表情をしているが、雇用主の息子に目を向けるときには美しい表情になる。
様々な面でいかんなくギャップを発揮している魅力的なキャラクターだった。