ローズ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ドイツのメタルバンド、アクセプトやUDOのボーカルであるウド・ダークシュナイダーは征服済み?
親と喧嘩して家出をした地紋明日汰(じもん あすた)。
東京には戒厳令が敷かれて街中を彷徨っていると星宮ケイト(ほしみや けいと)という幼女と出会う。
星宮ケイトの正体は秘密結社ズヴィズダーの総帥であるヴィニエイラであり、明日汰はドヴァーという名前の戦闘員といてズヴィズダーと活動を共にしていく事となる。
作品に登場するキャラに魅力があります。
ズヴィズダーの総帥である星宮ケイト以外にも
眼帯をつけ片目を隠して殺人級の料理の腕前を持つ鹿羽逸花(しかばね いつか)、
普段から下着姿の天才科学者であるナターシャ、
外見は怖い雰囲気を醸し出しているがスイーツが大好きな鹿羽吾郎(しかばね ごろう)、
攻撃力があるロボでありながら眼鏡を着用しウドを主食にしているロボ子、
ヤスについては……ダメな人という印象しかありませんw
ズヴィズダーに敵対する勢力であるホワイトライトの主要人物も魅力的。
隊長でありながらドジっ子属性のホワイトロビン、
実力がありホワイトロビンを崇拝しているホワイトイーグレットなどなど……敵(正義の味方)でありながら憎めない存在です。
特にホワイトロビンのドジっぷりがカワイイでしょうか。
話が進めば仮面の下の正体が分かりますが、それはネタバレですね^^;
世界征服というと武力を使って天下統一のようなイメージが自分にはありました。
本作品に「世界征服」というタイトルが使われていますが、内容はコメディータッチとなっています。
お宝探しはともかく秘密結社の慰安旅行って……
いい具合にグダグダ感がでています。
ロボットが温泉に入るのは……言うのは野暮ですね^^;
喫煙者に厳しいズヴィズダー。
この点に関しては早い段階で征服実行してもらいたいのですが、相手は中々しぶといです。
高い税金を払っているのは重々承知していますが、それでも煙は流れてくるんですよね。
日本を征服したら次はアメリカなのでしょうか。
続編があるとは思えませんがアメリカ編を制作しても面白いと期待してしまいます。
気分が沈んだ時には古代ウド川踊りでもどうぞ。
お宝、お宝、お宝ホィ!……心がポキっと折れる音が聞こえそうです^^;
星宮ケイトが幼女姿のままやナターシャの作った生物(?)など謎の多いズヴィズダー。
謎を解明しようとするのではなく、そのまま受け入れて楽しむ事(征服される事)をおススメします。
ストーリーやキャラ設定など丁寧な作り。
一見する価値がある作品だと思います^^
我等がズヴィズダーの光をあまねく世界に!