ローズ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
八百万の神の一人、その名は夜ト
五円のお賽銭だけで神頼みを引き受ける無名の神である夜ト(やと)。
夜トは仕事中に車にはねられそうになるが、夜トを救う為に壱岐ひより(いき ひより)は車に飛び込んでいった。
この出来事をキッカケに ひよりは魂が肉体から離れやすくなる体質となってしまう。
夜トが見つけた新しい神器である雪音(ゆきね)と共に夜ト・ひよりの奇妙な関係が始まるのであった。
誰しもが神頼みをした事があると思いますが、大体は有名な神社の神様宛です。
マイナーな神である夜トですが、ケータイ片手に神頼みを引き受けるデリバリー神様。
わざわざ社に行かなくても済むメリットがありますが、威厳は感じられません。
一応、神なので賽銭五円分の願いは聞いてくれるのでしょうが、黒のジャージに白のスカーフを巻いた神様が信用できるかどうか……難しい所ですね^^;
話の序盤は登場人物紹介、中盤は雪音の成長、終盤は夜トの昔からの因縁の決着のようにストーリーが進んでいきます。
雪音は「盗んだバイクで走り出す」お年頃なのかな。
つまらない意地を張って無い物ねだり。
所謂、思春期の反抗期みたいな感じです。
禊(みそぎ)が済んでからはおとなしくなり、好青年へと変化しています。
ひよりは夜トについての記憶を消されてしまい、夜トと忌み嫌われている野良・ラボウと戦う事になります。
始めは ひよりの記憶だけを取り戻せたらよかったのですが、色々な妨害工作があったため戦う事となったのは必然的に。
神に関わる事によって幽体離脱体質など、ひよりの人間としての生活は不便かもしれません。
しかし、それ以上に夜ト・雪音と一緒に過ごした時間が大切なのでしょう。
野良・ラボウと戦った後は、夜ト・雪音・ひよりの絆は一段と深まったように思えます。
さてさて夜トは有名な神となる事ができるのか。
まさに”神のみぞ知る”ところです。
普通の人間が神の領域に踏み込むのも変なので、ひよりの幽体離脱体質が治るのかも気になるところです。
まだまだ続きが気になりますが、毘沙門天との悪い関係も含めて1クール全12話では収まらなかったのでしょう。
本作品を視聴した人にご縁がありますように^^