ローズ さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
邪王真眼VS魔法魔王少女……果たしてドロドロの展開になるのか?
前作で恋人の契約を結んだ富樫勇太(とがし ゆうた)と小鳥遊六花(たかなし りっか)。
富樫の家族はジャカルタ在住となり小鳥遊は手違いにより住んでいる所を失い、奇妙な同居生活をする事となった。
前期を通して作品の魅力は何といっても面白いキャラクターが多くいる事でしょう。
たまに中二病を再発させる富樫や中二病真っ最中の小鳥遊以外にも
モリサマーという黒歴史を持つ丹生谷森夏(にぶたに しんか)、
小鳥遊のサーバントを自称している凸守早苗(でこもり さなえ)、
マイペースな性格で昼寝が大好きな五月七日くみん(つゆり くみん)などの同じ同好会に所属しているメンバーの他に
本作品から富樫の中学時代の中二病仲間であった魔法魔王少女を自称する七宮智音(しちみや さとね)が登場します。
ストーリーはタイトル通り恋愛が軸になって話が進みます。
ただ、恋愛だけでは話が持たないので、コメディータッチな話も含まれています。
個人的には丹生谷と凸守の絡みが絶妙で面白く感じます。
生徒会選挙や偽モリサマー対決の話などもありますが、作中のキャラの特徴がよく出ていていい感じです。
昼寝対決では くみん先輩も大活躍。
他に活動をする事がないのかとツッコミを入れたくなる同好会なのですが……
七宮が登場する事によって小鳥遊と富樫を奪い合う修羅場を想像したのですが、さすが中二病患者同士。
意識すると すぐに照れたり恋人関係としては初々しく微笑ましく感じます。
今時の若い人じゃなくても同棲した時点で関係が発展すると思うのですが、それだと作品が成立しないのでしょう。
(鼻ポチをするのは自然なのかなぁ^^;)
ただ、違う学校で修学旅行の時期と行き先が同じなのは無理があると思います。
中二病同士の戦闘シーンは無駄にクオリティーが高いです。
実際の行動で表現するとグダグダになる場面なのですが、さすが京アニ制作といったところです。
新キャラの七宮登場以外に目新しい事はありませんが、それでもキャラの特徴を楽しめる内容の作品。
ストーリー性よりもキャラ重視で楽しむ事をおススメします。
【補足】
カレーにクミン(クミンシード)を入れたくなったのは自分以外にもいるはず^^