「とある飛空士への恋歌(TVアニメ動画)」

総合得点
65.5
感想・評価
656
棚に入れた
3724
ランキング
3300
★★★★☆ 3.5 (656)
物語
3.5
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.4

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

せっかく良いもの作ったのに見せ方で失敗してるのではないだろうか?

3話まで見ました。
とある飛空士の追憶というのの続編なのかな?
こちらの方は見ていませんが、他の方のレビューを見る限り、これをみなきゃ駄目って言う内容で無さそう…。

2時間ぐらいの劇場版でやれば丁度いい感じのアニメだと思いました。
30分でやってるからか、引きがいつも微妙。
毎週放送していたのすら忘れてしまう印象の薄さがある。

良く出来たファンタジーの世界とその裏にある設定の説明を毎話毎話小出しに聞くだけの感じ。

そう感じてしまうのは掴みで失敗しているからだ。
この手の背景設定がしっかり作られているアニメこそ初回のインパクトが何より重要だと思っている。
このアニメで言うと開始数分の主人公が「もう、誰も死なせない!」と飛行機に乗ってバトルしている所なのだろうけどここで終わりまでの道筋が既に見えてしまった。
あー、恐らくなんか国家権力級の敵と立ち向かい、主人公補正で大した緊迫感なくヒロインを救ったりするアニメなんだな、と。

他作品を上げて何だが、例えば進撃の巨人の場合家族が巨人に食われるのが掴みだっただろう。
そこに一切の希望があっただろうか?あるのは絶望のみ。
視聴者はこれで「え?こんな強大な敵にどうやって立ち向かうの?」と続きが気になるわけだ。
掴みで強烈な疑問を植え付ける事ができれば、多少背景やら世界観の説明が入っても「どうやって倒す?」という大前提を解き明かしたいがため、多少の細かい設定も必死に理解しようと脳が自然に動き出す。

さらに他作品を上げて話すと翠星のガルガンティアみたいにややこしい設定部分の話は開始数分にまとめてしまおうという試みでもあれば良かったのだがそれも無い。
翠星のガルガンティアの場合、ヒディアーズとの宇宙戦争を15分ぐらい冒頭に圧縮して世界観を極力短く伝えていたと思う。

要するにそれがアニメにおいて背景設定は楽しむために過ぎず、蛇足でしかないからだ。
見せる側としてその部分をいかに無駄を最小限にして、または興味を持って聞いてもらうかに重点をおいて欲しいものだけど、ことこのとある飛空士への恋歌についてはその辺りを履き違えて凝った世界観の設定=面白さと考えているように思えてならないです。

その証拠に「もう、誰も死なせない!」て掴みを与えた後もまだダラダラダラダラキャラ同士の台詞の掛け合いやパートパートで説明を入れている。

2時間ぐらいの劇場版でやれば丁度いい感じって思ったのは、劇場版とかだと映像が飛びぬけて綺麗だったり途切れ途切れで見る事もないからまた、視聴ポイントも違ってくるからだ。

色々とズレて作ってるから全てをファンタジー世界の雰囲気で引き込もうとして失敗してる。
だから興味あったクレアとの出会いでタイタニックやったり、川の水のかけあいやったりの「お花畑」を恥ずかしげもなく放送にのせるのだろう。

…と思えてしまったのでこちらも視聴断念です。
以降は他の方のレビューを参考にしつつ、終わり頃よほどのどんでん返しがあるようでしたらまた折を見て視聴してみようと思います。

投稿 : 2014/01/26
閲覧 : 332

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