じぇりー さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
キミタチ、ホントウニ「オンナノコ」ニ、キョウミアルノ~?
個人的な趣味嗜好の話で申し訳ないが、私が作成した「イイ男ベスト10」を見て頂いても分かるように、私は「メガネ男子」がめっぽう好物だ。
特に、主人公がメガネ君だと、それだけで作品の評価を上げてしまうほどに。。。(痛
これぞまさしく色眼鏡!
だから、この作品を見ようと思ったきっかけも、ひとえにメガネ男子たちが出てくるから…だったのだけど。。。
工業高校に通う5人の「メガネ部」の男子学生たちは、女性の裸を透視できる「スケスケ眼鏡」なるものの開発に日々取り組んでいる。
…がしかし、何なんだこの子たちは!!?
結構なBL臭がする。さらに、ブラコン臭までする。
とても女性に興味があるようには見えないし、それを感じさせる描写もほぼ皆無である。
言うなれば本作は「ハイテンション青春ドタバタコメディー」なのだが、ギャグのテイストにもあまり好感が持てず、また演出に漫画のようなコマ割りや吹き出しを用いている点にも違和感を感じた。
だったらもうコミックでいいじゃないか…と。
キャラクターも、メガネ部員達には上記のようなBL・ブラコン疑惑から、眼鏡をかけているにも関わらず、全く魅力を感じることができなかった。
むしろ、彼らのライバル的な存在となる生徒会のメンバーの方が良い味を出している。
特に、苗字が「鈴木」であることにコンプレックスを抱いている、鈴木徹(眼鏡アリ)の役を、鈴木千尋さんが演じていることが何よりの収穫。
「砂ぼうず」の主人公役で圧巻の演技を披露し、声・演技共にいい役者さんだなぁと思っていたにも関わらず、最近の作品ではあまりお目に掛からないので残念に思っていたが、サブキャラとはいえ、なかなかいい役どころにこれ以上ない程の適任者が声を吹き込んでくれたことには感謝!
…良かった点はそのくらいでゴザイマシタ。
あ、あと「伊達メガネ」はメガネじゃない、というメガネ部員の考えにだけは激しく同意なのじゃ!