kain さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
◎「遥か~草原を、一掴みの雲が~」
で、『母をたずねて三千里』です。
全52話。
とんでもない数の登場人物です。
イタリアを出発するまでが長かったけど、それ以降も長い旅でした。
愛すべきはペッピーノ一座の人達です。
特に次女のフィオリーナ嬢は ヒロダの跡を継ぐ「クールビューティー」です。
末娘のジュリエッタがアメデオと遊んでいる姿も可愛かったですね。
記憶に残っているシーンは まだジェノバに居た時に、親友のエミリオとアイスを売るバイトをしているところ。
まだ この頃は平和でした。
この後は過酷な旅路につくのです。
複数の船を乗り継ぎ、ブエノスアイレスからバイアブランカ、ロサリオ、コルドバ、トゥクマン。
この町にも居なかったorz、とガッカリしながら見ていたものですよ。
これはリメイクされた事は無いのかな?
まあ、これの後は作れないだろうw
それでは 次は いつものように、同人誌劇場で お楽しみください。
楽しめる人はねw
●僕の名前はマルコ・ロッシ。
母さんを探すためにジェノバを出発して もう何百年になるだろう。
生身の身体を捨てて、全身をサイボーグ化し、
世界中を捜して回ったが まだ再会する事ができないでいる。
だけど この荒廃した大地を 宛ても無く彷徨いながら、
いつの日か 母さんに会える事を信じているんだ!
「どうしたのマルコ? そんなに怖い顔して」
「ううん、何でもないよ アメデオ」
心配してくれている、
のだけど それでも明るい顔と声で覗き込む少女に 僕は笑顔で応える。
彼女は一見 人間の女の子のように見えるが、正体は齢(ヨワイ)数百年を数える化け猿だ。
もうずっと前に尻尾が二本に分かれ、
昔 お世話になった人形劇一座の次女の顔をマネした 少女の姿で現れた時、
アメデオが妖怪になった事よりも、長年の連れがメスだった事に驚いたものだw
もっとも彼女に言わせれば 妖怪に性別は関係無いらしい。
そう言えば 昔 日本に立ち寄った時に見たアニメでも、化け狐が 男になったり 女になったりしていたな。
だから元々の性別が どうだったかは判らないということだ。
アメデオは モデルにした あの懐かしい少女とは違って、性格は「バカ」が付く程 明るい ・ ・ ・