ローズ さんの感想・評価
2.3
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
私、プロレスの味方です
国民的アイドルグループに所属している萩原さくら(はぎわら さくら)と宮澤エレナ(みやざわ えれな)。
ある日、女子プロレス団体「ベルセルク」への取材の仕事が舞い込んできた。
ベルセルク所属の風間璃緒(かざま りお)に注意された事をキッカケに萩原が風間にプロレス対決で挑戦する事となる。
風間との戦いに敗れた事をキッカケにプロレスラー萩原さくらとして始動する事となった。
特に目立つのが「あ~っ!」や「痛い!」という叫び声。
他に言う事がないのか、とツッコミを入れたい所ですが、現実の女子プロレスでも叫び声は会場に響くぐらい大声を出しています。
ただ、萩原の場合は攻撃を受けすぎかな。
逆エビ固めで「痛い!」と叫びながらギブアップするのは、試合としては正直面白くない内容の試合です。
プロレスで重要な相手の技を受けてから反撃するという余裕が本当のプロレスラー。
プロレスラーとして萩原が成長していく過程を見る見方もあるように思います。
他にもサービスカットと言われても仕方が無いような女性の体のポーズ。
元々、女子プロレスがエロ要素を含む事だとは知らない世代が多い為、女子プロレスを勘違いする人も多いのでしょうか。
女子プロレスの歴史を見てみると、昔は色物(キワモノ)のような視線を浴びていました。
しかし、ビューティーペアやクラッシュギャルズなどの人気があるプロレスラーが登場する事によってイメージがだんだんと変わっていきました。
一番、盛り上がったのは団体交流戦あたりでしょうか。
女子プロレスの老舗である「全日本女子プロレス」がバブル景気崩壊と共に解体されると現在のようなマイナーな扱いへと変わってしまいました。
女子プロレスをよく知らない人が多そうなので簡単に歴史を記述してみたので雑談と捉えられても結構です。
ただ、女子プロレスにエロ要素が皆無では無い事を証明したいだけでした。
本格的な格闘技やガチンコのプロレスを見ていた人には物足りない内容ですが、スポ根要素もあるのでプロレス初心者さん向けの作品だと思います。
自分はプロレスファンなので、これを契機にプロレスが盛り上がる事を願って……まあ、ダメでしょうねw
志生野温夫さんの実況は懐かしかったなぁ。
色々とツッコミ所があるのでしょうが、1人のプロレスファンとしては温かい目で見てもらいたいです。
たまにはアニメだけでなくプロレスも宜しくお願い致しますm(_ _)m
【補足】
番組の最後にプロレス技を素人がマネすると危険のような表示があります。
第一線で活躍していたプロレスラーの人が死んでしまった事例があるので、おふざけや遊び半分でプロレスごっこをするのは止めましょう。