もずくず さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
語られるべき世界観。
去年の作品ではありますが、一人一人によって思うところは別れると思います。
{netabare}
巨匠の最後の作品。
今までのファンタジーや純愛物とは別のお話です。ジブリという感じはしませんでした。
何かと話題作ではありましたが、それほど期待はしていない状態で劇場に足を運びました。
結核という当時最悪の病気と闘う一人の女性と、零に全てをこめた設計者の恋のお話。
まず描写。
タッチとリアル感はジブリ感満載です。
驚く部分や悲しむ表情が印象的です。
ストーリー性は、賛否両論つけがたいと聞いていましたが、私は素直におもしろかったです。
彼女の死んだシーンの描写が深い内容でした。
夢の中でまた会う、明確に死というものを理解するのに時間がかかりました。
しかし、その伝え方こそが、心に伝わってきて、ああ・・・・これは泣けるな・・・と。
戦争という描写は最後にはそれほど残っていませんでした。
しかしながら、何度もいいますが、戦争を知らない人、少し進んだ考え方でみることができる映画のような気がします。