退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ジブリっぽさあり
新しいドラえもんのシリーズの、第一弾劇場版。
現在のTV版ドラえもんののび太より頭身が高く、年相応な体型な印象。
背景の描き込みが細かく、色味も現実的。
のび太の部屋の中にもたくさんの本や日用品(日光土産のちょうちんがあったり、虫かごがぶら下がってたり)が散らばっていて生活感があり。
緑の星では、ナウシカ風な姫様(中身はモンスリーやクシャナみたい)がメーヴェ風の乗り物に乗って谷を駆けてました。
「私の国」と言い切る姫様を知らずに、みんなの森として穏やかに共生している民も、深い森の奥にはいる。
彼らとのび太たちが助けあう姿を見るうち、水一杯分け与えることも考えなかった姫の心に変化が…
しかし緑の星の緑の民を統べる王族は、植物を虐げる動物のいる地球から植物たちを引き上げさせ、動物たち(とくに人間)に目にもの見せる強硬手段に出ようというのだが…
丸みのある太いラインで動くキャラクターの表情がチャーミングでした。
緑の国の会議や闘争など渋い展開もあり。後半はそのへんのゴタゴタが難しかったです。
ジブリっぽさは自然を題材にしてるからオマージュかな?とも思えますが、当時のファンの感想サイトを読むと「ドラえもんを観たくて劇場へ行ってるのに、なんでジブリごっこを見せられにゃならんのだ」というような反発が見受けられますね。
そうねぇ…
オープニング、粘土のアニメーションで動かしているのが新鮮でした。新シリーズになった意気込みは感じられます。