kochiro さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.5
作画 : 5.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
アニメキャラクターデザインの限界と可能性
音楽業界へアニメキャラクターの楽曲が上位をしめるようになっていますが、肝心のキャラクターデザインはというと、どこか別のアニメ作品で見たような。。。というキャラクターデザインばかり。
アニメというエンターテイメントは、近年続々と新作が出てきていますが、キャラクターデザインから想像する性格も含めてカワイイ女の子を描き分けることにはもう限界を越えているように感じます。
もうここまでアニメ作品が多くなってしまったのだから、本作品のようなストーリー的にはどうでもいい作品のキャラクターをベースにして、アニメキャラクターのパーソナル化を進めてはどうでしょう。
女優がテレビドラマや映画で別の人物を演じるように、アニメキャラクターであるラブライブの彼女達が別のアニメ作品の中で、そのアニメ作品の登場人物の役を演じるという試みです。
要するに、キャラクターデザインとその担当アニメータと声優を1セットにし女優と位置付け、イメージと合致するストーリーの作品にそのストーリーのキャラクターを演じさせるのです。
この試みの利点としては担当するキャラクターが決まっていれば作画もより高品質となり、微妙な表情の書き分けなど技術向上が期待できるところにあります。表情の書き分けが進めば声優に求められる要求も高くなり、高度化します。
アニメ作品の制作側としては、既存キャラを採用すればデザ費を省けます。
女優や歌手、CM出演など幅広い活動が可能となればこれまで以上にアニメキャラクター開発という括りで1キャラクターに巨額の開発費を投入しやすくなります。
あの子があのアニメ作品でどんな演技をするのだろうとかというような、お気に入りのキャラクターの演技として、これまでとは違ったアニメ作品の楽しみ方が可能となります。
サンライズさん。音楽業界で得た利益を使ってやってみてはどうでしょうか。