イツキ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ヴァンパイア騎士 の感想※ネタバレは保険
普通の人間が通う普通科(デイ・クラス)と、美形揃いの吸血鬼達が通う夜間部(ナイト・クラス)が併設されている全寮制の私立黒主学園。
5歳以前の記憶を持たない主人公・黒主優姫は、同じクラスの錐生零と共に、吸血鬼のことを知らない普通科の生徒から、夜間部の秘密を守る風紀委員の「守護係」(ガーディアン)を務めている。
そんな優姫には、彼女自身も知らない、隠された大きな秘密があった。
そしてまた、零にも、彼女に悟られたくない大きな秘密があった。
その秘密が交錯し、やがて学園に嵐を呼ぶ――…
恋愛アニメと言えばそうであるが、そうでないと言えばそうでもない。
強いて、恋愛要素があるとすれば、優姫は、夜間部のクラス長で、命の恩人である玖蘭枢に仄かな恋心を抱いているが、零は優姫に恋心を抱いている、と言った感じである。
話自体は全体的に見てダーク、シリアス気味に進んでいく。圧倒的な絶望ではないが、特段希望があるわけでもない。そんな感じである。
だからと言って悲観しないでもらいたい。
確かに、ダークでシリアスだが、その中に生じる人間(吸血鬼)ドラマや登場人物の心情には、少女マンガらしいきめ細かな描写がある。また、シリアスな中にもコメディ要素も多少だが入っていることは、この作品を明るめている効果もあるのだろう。
作画は、零を含め美形男子揃いなので、良い意味で期待できるだろう。また、OP・EDも話に合っていて良い印象を受けた。