退会済のユーザー さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
過去の記憶を思い出すにつれ
主人公の相沢祐一が7年ぶりに帰ってきた街で、いとこの住む家に下宿させてもらうところからストーリーが始まります。
ただ、相沢祐一には7年前以前の記憶が曖昧という所があります。
子供の頃、長期の休みの度にあれほど遊びに来ていた街であるのに。
その記憶を思い出すという所がこのKanonというアニメの重要なところになっていたりもします。
過去の記憶を思い出すということが必ずしもいい思い出ばかりを思い出すというものではなく、
辛い過去、目を背けていた過去を思い出すシーンではなかなかに悲しい気分にもさせられました。
また相沢祐一の性分か、かなりのおせっかい焼きでかなりの女性の悩み事トラブルに介入していきます。
そのどれもがかなり難易度の高い事情であったりもするんですが。
ただ1つ難点をつけるとすれば、
女性達の問題をある程度解決してしまうと、ほぼ全員が消える、立ち去る、入院するなど、別れの挨拶ができないままになることが多いですね。
それでも、
このストーリーは感動させられるシーンが多かったですね。
特に1話目から始まる沢渡真琴のストーリーは特にお気に入りですね。
もう涙なしには観ていけないラストでした。
過去作品で2クールという長さではありますが、なかなかに見応えのある作品でした。