退会済のユーザー さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
このアニメを見たら、リアルで誰かを好きになりたいなと思ってしまいました。
少女漫画が原作だからといってこの作品を見ない男性は損しています。「ハチミツとクローバー」という作品は、従来の少女漫画のようにヒロインだけが得をして終わるような話ではありません。登場する5人の青春群像劇です。恋愛を主軸として友人、家族、将来などが描かれています。
恋愛漫画には「この男がヒロインの彼氏(になる奴)だ!」という絶対的な男がいますが、ハチクロ(ハチミツとクローバー)には出てきません。みんな同じふつうの大学生なんです。足りないものをみんなで補っている、という印象を受けます。これがリアリティを持っていて、そこらの恋愛漫画は彼氏と彼女の2人だけで世界を補えちゃってます。実際は友達や家族など周りの人からの助けも必要なはずです。それが描けてるからすごいんです!!
羽海野チカさんの絵柄というのもこの作品をただの少女漫画にしていない要因でしょう。美大生という不思議な憧れのある存在とキャンパスを、羽海野さんの絵柄で崩さずにキャラクター化し、空間を作りあげています。
ところで、あなたは自分探しの旅をしたことがありますか?
全話見終わった後に行きたくなってしまうかもしれません。見る時期に気を付けてください!冬に見終わって、自分探しの旅に出ても寒くて帰ってきてしまいますから。
アニメ「ハチミツとクローバー」はいったんの区切りで話が終わります。ハチミツとクローバーⅡでは、恋愛と向き合いたいなと思わされてしまいました。そのレビューもⅡの方で書きたいと思います。