遥か彼方 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:今観てる
【ノブナガ・ザ・フール】と言うアミューズメントパークで真剣に遊んでいます!
タイトル通りですw
しかもどのアトラクションやイベントも前代未聞で面白さやスリルが未知数なモノばかり!
なのでこれ毎回わっくわく♪しながら視聴してるんですが・・・?w
こんなに楽しみながら観てるのって私くらいなんだろうか・・・。
これ、監督の遊び心に溢れてませんか?
それも「もしガンダムの世界にマクロスがいたら」と言う子供が考えそうなトンでも発想w
今はゲームで簡単にコラボできていますが、そんな子供の頃に憧れる様な世界を実際に形にしようとしている感じ?
勿論作り手はいい大人でプロと言う看板を背負っていて、制作費始めそれなりのアレが動いている訳だから
「遊んでみましたてへぺろ♪」
の一人遊びのレベルは許されない訳だけど。
一瞬歴女向けかと思ったけどそれは無さそう。反対に歴史を的確に再現して欲しそうな層はこう言うトンでも設定は受け入れられないんじゃないかな?
腐女子向けとも言われてるみたいで確かにイケメンが多くて一部は騒ぐかも知れないけど、作品自体はそれは狙ってないと感じる(下記より)
ロボ好き、派手な戦闘に拘る方は今の所その辺中途半端だと思われるのも仕方無いイメージ。寧ろ、何でこの世界観でロボを出す!?とツッコミを入れてる方が多そう。
こう考えると今の時点(三話まで)ではかなりこの作品、許容範囲が狭まれるのも仕方無いと思う。
自分は歴史に興味は有るけど詳しくはなくて、ロボの形状とかにも疎くてシリアスになってくる様な展開を匂わす作品が好きで・・・
でも一番は、信長、光秀、秀吉、ジャンヌ、ダヴィンチ、カエサル、卑弥呼などの誰もが知る歴史を形作ってきた人物が一同にかえした+戦国時代の戦争に巨大ロボが使用されたら?なifの世界観が興味深くて仕方無い!
と言うのがまず一番の視聴理由かな?
キャスティングや設定見た時からこれには凄く期待してたんだけど、今でもその期待はまだ持続されていますw
その理由は「一見トンでも設定ばかりに思えて脈絡も無さそうに見えるんだけど、どこか必ず史実に拘っているのが見える所」でしょうか。
例えばキャラや時代背景は崩壊していないと感じる事
ノブナガ・・・「うつけ者」と言われ自由奔放に生きている。だが「自分が天下を取る」と言う頑なな意思を持ち続けている。女性の巨乳を見ても特に興奮する事なく、女は子孫繁栄には欠かせない存在としか思っていなさそう。この辺の思想が戦国時代らしさを感じさせる。
ファンの欲目を差し引いても宮野さんのノブナガは漢らしさに溢れ、天下取りに貪欲で自信に満ち溢れた振る舞いは格好良い。
ジャンヌ・・・彼女がどんな性格だったかは知らないが、悲劇の末路を考えると最期まで理不尽な思想と果敢に戦った正義感を持った女性だったのではと思う。本編で火が怖いと言う描写からやはり何らかの史実に重なる出来事が起こる可能性も高い。巨乳だったかは解らないがw「ランマル」としてノブナガと戦いに挑む姿は上記の様に必死で自分を敵とみなす者と向かい合って来た勇敢さを感じさせる。
それぞれの主人公をあげても史実に添っているイメージを持てる。こう考えるとこれから起こりうる展開の可能性は無限に拡がるんです。
信長・・・光秀の謀反により死亡
光秀・・・「三日天下」と言われる程の数日間の天下の夢を見て秀吉に追い詰められその後自刃?
信勝・・・信長の命で暗殺説、信長を謀殺説?
ジャンヌ・・・魔女の刻印を押され民衆の前で火炙り
ジャンヌに関しては「ジャンヌ・カグヤ・ダルク」と「カグヤ」が付いている分、もしかしたら「月」関連が出て来てもおかしくない。日本でも昔から「月」は占星術などには欠かせない天体なので、どこかに共通点が有る可能性も考えられる。
おまけにジャンヌは東の星では「ランマル」で男として戦闘に身を置く。ジャンヌ一人取ってもどこをピックアップしてくるかで全く違った展開が出来上がりそう。
そしてどこまでもミステリアスなダヴィンチ、芸術家として一番名を知られている彼だがその才は底が知れない。
三話ではヒミコがとんでもない事を条件に神器をノブナガに与えたしww(流石にあれは想像出来なかった!)ヒミコはノブナガを手駒に入れ何を考えている!?と思わずにいられない。
今の段階ではノブナガ、ミツヒデ、ヒデヨシの間には不穏な空気は無く純粋に信頼出来る仲間として互いを認め合っていると思う。
だがそんな三人に上記の史実の様な残酷な展開が待っていたとしたら?
何だかんだでノブカツを兄として思いやっている、うつけ者ながらまだ人間味があるノブナガ。彼が戦闘を通じて自分達が知る様な残忍な男に変化していったら?
ジャンヌが「ランマル」になった事で史実がどんなに変わるのか?
など、自分に取っては未知のアトラクションの宝庫です。
今は例えると手探り状態で進んでいるミラーハウスみたいなものの中にいる感じでしょうか。
観覧車の様なロマンチックなアトラクション(恋愛)は果たして有るのでしょうか?
見所の一つでも有るイベント(戦闘)は観客までも巻き込む程の魅力を見せてくれるでしょうか?
今後拒否出来ないスーパー絶叫マシーンに無理矢理乗せられる可能性も大ですw
どんなに残酷でも「新しい歴史が生まれる可能性を秘めた真剣な遊び」を出来るだけ楽しませて欲しいと願います!
さあ、2クール覚悟は出来た。
思いっきり遊び倒してやる!!