けみかけ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
渚のいない時間に注目していただきたい
序盤はだーまえの作品にはお約束ともいえるサブいギャグの連続があり正直あれは勘弁してほしかったですw
いやはやしかし、大事なのはもちろん中盤以降でして・・・
じゃあ具体的にどこまで粘りゃあいいんだ?って聞かれたらば、
「9話まで見ても何も感じないのであらば切ってください」
と、オイラならば言います
さて、原作を極力遵守するのであれば「渚」と「杏」と「智代」のそれぞれのお話は並行してしまいますので同じ時系に組み込むことが出来ません
それをなんちゃらアフターとかいう形で並行させてしまうのがクラナド面白いところで、
後に色んなアニメが真似しだすわけですが、
その辺に触れるのはまた別の機会としませう
オイラが一番楽しめたところは俗に「渚ルート」ともいうべきエンディングへ向かう中で、
いくつかの可能性の扉が閉じていく様でした
具体的には杏(或いは藤林姉妹)と智代が岡崎との恋に『破れた』と確信を持つその瞬間
つまりは「智代アフター」なのか「杏アフター」なのか「渚ルート」なのかを分かつその瞬間こそが一番のクライマックスだったと個人的には思う
(そこ盛り上がるところちゅうやろ!って方はメッセくらはい)
それが第15~18話
さてさて、この話で生徒会選挙が迫る智代を支援することになった演劇部の面々でありますが、
途中で渚が体調を崩してしまい自宅療養のため一切顔を見せなくなってしまいます
この間、渚は一体何話分登場しなかったんでしょうか?
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もったいぶりましてサーセンw
なんか2~3話分は出てこなかったように感じませんでした?
岡崎と一緒で妙な不安感
それと、苛立ちにも似た時間を過ごされたのではないでしょうか?
(感じませんでしたか;そうでしたか;)
ところが実際はコレって、17話のアバンで倒れてから、
18話の後半には戻って来てるんですよね
物語の中の時間は長かったですが、
実際の時間もなんか妙に長く感じて、
渚が帰ってきた時の朋也の安堵感もひしひしと伝わってくるいい構成と演出でしたねb
そして渚のいない時間を経たことで、
渚への想いに気付かされる朋也
舞台は18話のラストへ
「朋也の想い人」が誰なのかを悟った智代の憂いに満ちたあの表情がっっっ!!!!
藤林姉妹の目から溢れる大粒の涙と
「お姉ちゃん ごめんね 本当に 今まで」
その一言ぉぉぉぉ!!!!!
事実を受け止めきれなかったあの杏の目線っ・・・!!!
晴天の空の下、バックにはアップテンポな挿入歌が流れ物語の締めくくりを知らせます
いやーたまりませんw
ちなみにこの回の演出は京アニの異端児「高雄統子」さん
もう京アニやめちまったみたいやけどw