にゃんた さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
内面的エロスに踏み込もうとしたようだが・・・
1期は「アツイ露出アニメ」としてそこそこ楽しめていたのだが、
2期は無駄にストーリー部分を頑張ってしまったせいで、
結局「中途半端な露出アニメ」になり下がってしまった。
頑張ったストーリー部分は、どっかで見たようなモノばかりで特に目新しい設定や展開もない。
その分、肝心のバトルの内容も露出頻度も縮小してしまっている。
説明不足のままシーンを動かすものだから、説得力もなく感情移入も不十分になりがちだ。
頑張るところはそこじゃないだろう、と思った視聴者も多かったかもしれない。
もともとおっぱいとパンツを見せるアニメとして評価(=円盤が売れた)されていたはず(?)なのだから、
2期は「おっぱいとパンツの見せ方」という「外面的なエロス」を進化させ、
「内面から来るエロス」を描けば良かったと思うのだ。
その点では、サテライザーが過去のトラウマと向き合うエピソードでアッチの世界っぽいモノを描いていたことは評価できるかもしれない。
ただし、そこから内面的なエロさに上手くアプローチして表現できていたら良かったと思うが、
その部分も中途半端に終わってしまったようで残念である。
アッチの世界はもっと深く複雑な精神世界であるはずで、
それゆえに表面的には見えない究極的なエロスがそこにあるはずなのだから、
しっかり研究考察して描いたら話題のシーンになったかもしれない。
色々と限度はあると思うので難しいかもしれないが、
能登さんなら深い部分まで上手く表現できたのではなかろうか。