あいすまん.第一形態 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:今観てる
コロコロ流ガンダム
自分で組み上げたガンダムのプラモデル(ガンプラ)を操縦して、相手と対戦するガンプラバトルなるスポーツ?を題材にした作品。
これだけを聞いてBNADAIのBANDAIによるBANDAIのためのアニメだと気づいた方は素晴らしい、まさにその通り。
この世界にはプラフスキー粒子なる謎の粒子が存在し、かなり噛み砕いて説明すると、
人間の意思がプラスチックを媒体に粒子へ伝達し、粒子が様々な反応を起こすことで
ガンプラを動かし、プラスチックの形に従ってビーム、メガ粒子砲、Iフィールドなどの兵器に順じた効果を発生させる らしい。
僕はこの設定を初めて聞いた時に震えたよ。その潔いバカ設定に感服した。
いうなれば現代版「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」もしくは「スーパービーダマン」
2014年の現代にいい大人達が「ぼくのかんがえたさいきょうのガンダム」と脳内設定を披露し合うわけである。
作中のモデラーが「このエンジンを使うことで出力が60%上がる」
「このシールドは敵のプラふすきー粒子を吸収して、自身のエネルギーへと変える」
「特殊な加工を施したことでIフィールドを発生するようになった」と大真面目にプラスチックをいじってる姿が非常に良い。 そして最後に勝敗を分けるのは、やはり気持ちの強さなのだろう。
大人達の見様見真似で毎日ギアーにグリスを塗り、タイヤの口径を変え、ローラーの外見と性能に苦心し、肉抜きのやりすぎで機体を穴だらけのチーズにしてしまったクソガキ時代を思い出して涙が滲んだ。
物語、キャラ、ガンダムの台詞ネタなどは狙ってる感が多くて、一歩引いて見てしまっているけど、その熱さと馬鹿馬鹿しさだけは認めざるを得ない。 僕らもみんな少年だったんだ。