要 塞 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
スカッとするヒーローもの
第一に、ある漫画家の先生も言っておられたように日本人の中には他人の不幸を面白がる風潮が多かれ少なかれあると私は思っています。
第二に、勧善懲悪が好きな人が世の中にはたくさんいて、最後に悪が滅んで正義が勝つ、みたいな展開はかなり受けますしそれを望んでいる方も多いはずです。
だから主人公が不幸でまったくついていない人間だったとしても、終わり良ければ全てよし、といった具合にまとまった作品なら高評価になることが多いと思います(根拠なし)。
現に、ついていない男が主役の某洋画も日本で大ヒットしました。もちろん私もこういう類の作品は大好きです。
やっと本題に入りますがこの作品、とある魔術シリーズは第一と第二の要素を兼ね備えた、絶妙なバランスで構成されていると思いました。
平凡な日常を送るはずだった主人公が突拍子もない事件に巻き込まれて、まっすぐな正義感と放ってはおけない性格から、さまざまな敵や理不尽な世の中と戦って自分の納得のいく結末になるようにもがいていく。
まさしく、不幸+勧善懲悪の最高にわくわくするシチュエーションではないのか?と思いました。そして今まで語ってきた言い方と別の言い方をすると、これはスカッとするヒーローものです。弱きを助け強きを挫く、これぞ王道。
そんな頼れる主人公だが、不幸体質で日常生活は空回りばかり、そんなどこか温かみのある魅力的なヒーローものだからこそみんな観てしまう。だから人気なのでは?このように自分は思いました。
勝手な考察を立ててしまいました。ホントすいません。
長文化してホントすいません。ネタばれ書いてたらごめんなさい。ここまで読んでくださった方本当にありがとうございます。
とあるシリーズはタイトルが多くてどれから手を付けていいかわかりませんでした。しかし観てみると面白くてすぐにハマりました。独特の世界感、重厚なストーリー、個性的なキャラクターと非の打ちどころのない傑作だと思います!
最後までへたくそな文章で申し訳ありません。
ありがとうございました・・・。