かげきよ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
極道が誘う恋の道
極道一家の跡取り高校生一条楽と美少女だが相性最悪の転校生桐崎千棘が
親の都合で恋人のフリをする事に。
恋心を抱くクラスメイト小野寺小咲を気にしつつ進む恋の行方は何処に向かうのか。
注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。
王道中の王道のラブコメ設定でした。
予想しながら観ていましたが余りに予想通りの初期設定なので
昔どこかで観た事あるのかもという気分になりました。
敵対する組織での恋って盛り上がりますし、
任侠とラブコメって相性の良いイメージでハズレはないでしょうから楽しめそうです。
恋の行方を予想しておきます。
【予想】{netabare}
楽が錠、小咲が鍵を持って居る様ですがこの二つは「合わない」と思います。
似た思い出は持っているのでしょうけどね。
千棘はあの性格なので今は忘れているのでしょうけど鍵を持っているのだと思います。
何処かで鍵が出てきたり思い出したりするんじゃないでしょうか。
んで、楽は最終的に千棘を選ぶかと。
ED観るともう一人くらい出てくる様だけどサポート役で割って入る存在ではないと思います。
ペンダントの中身は写真でしょうかね。
もし婚姻届けとか畳まれて入ってたら怖い子供です。
{/netabare}
※6話までの感想{netabare}
シャフト絵とWヒロイン声優さん(東山&花澤)が引っ張ってはいますが
シナリオが凡庸でテンポにメリハリが無く作品としては標準というここまでの印象。
ハズレではないけどヒットでもないのでもう少しがんばって欲しいです。
折角のヤクザ&ギャング設定があるので
「任侠」を盛り込み男らしさを見せたり笑いへ繋げたり時には心配させる様な
シチュエーションを作って欲しいです。
恋愛の方はウジウジが長く感じて来ました。
流石に後半伸びてくると思うけど、話としては予想の範囲になりそうです。
ただ演出が良ければ分かっていても感動できるので期待は持っています。
後半に向け各キャラも作品自体も頑張って!
{/netabare}
【総評】
無難な作りではあるが物足りなさが残るラブコメ…と言うのが正直な感想。
全体的な感想も6話までの感想とほぼ変わっていなく被るのでここでは割愛しますが、
まどろっこしく感じてしまった恋愛模様については作品の味になっている様なので
これにツッコんでしまった事は少々大人気が無かったかなと感じています。
言えそうで言えない素直な気持ち、相手を思う優しさ、くすぶる嫉妬心等
淡い恋の心情がいつしか遠いものになり共感できなくなっていた様です。
中高生の時にこの作品に出会っていたら共感し投影しトキメキを感じたかも知れません…。
そう感じさせてくれているのですから恋愛描写やそこから生まれるキャラクターの魅力は
高いものがあるのだと思います。
それが分からないでもないのですが
今の私から見るとどうしてもストーリー的に物足りなく感動に至らず
また設定が活かし切れていない事に勿体無さを感じてしまっています。
現状では「無難だが物足りないラブコメ」という評価は変えようがありません。
ただしまだ恋愛の行方に決着が付いておらず、鍵の所有者も不明な中途半端な状況です。
所有者が判った時、大切なのは「昔の約束」なのか「今の気持ち」なのかを
考える展開になりそうで続きには楽しみが残っています。
いつの日か出される結論によっては納得のいく評価に成るかも知れません。