雷撃隊 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ゲームの世界だっていい出会いがあるんだぜ
先日スペシャル番組が放送されたので本編を見返した。仮想空間を舞台にしたゲームが本物のデスゲームに、というのもスタンダードなジャンルになりつつある。でもあまりシリアスにやると押囲守のアヴァロンみたいになっちまうので明るい冒険活劇にしたのは正解だろう。しかし登場人物があまりにも典型的な萌えアニメなのが少し残念。人間関係やストーリー展開がすぐ読めてしまう。でも主人公のキリト(和人)がアスナ一筋で優柔不断じゃないのは好印象だ。素直にカッコイイと思える。アスナとの白黒コンビによる合体攻撃も素敵。リズ、シリカ、クライン、エギル達と交流を深めて仲間になってゆく展開も王道でいい。でもエギルとクラインはもう少し活躍して欲しかった。ああいう人生の先輩のキャラ、大好きなんだけど。
デスゲームの割にはノリが軽いけど声優さんに詳しい人には死が重く感じるのでは?
檜山修之さんや稲田徹さんや早見沙織さんが1回で退場。これには驚いた。演じる声優からしてレギュラーになると思った人物があっけなく死亡。ピンで主役張れる人が瞬殺ですよ。まあ声優知らない人にとってはザコキャラが一人ヤラレタとしか感じないだろうけど。
前半のアインクラッド編はアクションとしてはとても面白いが、数千人を巻き込んだ犯罪が起きているのだからゲーム空間だけでなく現実世界も描いて欲しかった。警察はナニやってんだ?とか。後半のALO編は現実世界と仮想空間を行ったりきたりするので作品世界の全体像がよく解る。なにげに後半は西武バスが走る所沢や練馬の風景が結構好き。
SAOとALO、確かにネットゲームだけど主人公たちは一生ものの仲間を手に入れた。たかがゲーム、されどゲーム。捨てたモンじゃありませんでっせ。
梶浦由紀さんの曲、今回はゲームが舞台なのでファミコンを連想させる曲が多い。2ndOPテーマ「INNOSENNCE」直葉のテーマそのもの。「隠してた感情が悲鳴を上げてる」ってフレーズ、大好きです。
アニメ終了後のエピソードから原作小説を読み始めた。キリトたちは様々なゲームを渡り歩き事件を解決する探偵団みたいになってゆく。次回のGGO編も期待。キリト、ついに男の娘デビューですよ(笑)