げば さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
こんなの…ガンダムではない!
はっきりいってアンチです。
この作品、ガンダムを観たことない人はそれなりに楽しめるでしょう。
でもガンダムを観てる自分にとっては、「ガンダム自体を愚弄する作品」でしかありません。
何をもって言っているかというと、制作陣の態度が気に食わんのです。
最終話、エクシアvsOガンダムが最終決戦となるわけですが、ぱっと見てても気付きます。Oガンダムってまんま1stガンダムなことに。演出も盾を投げ捨てるとことかそのまんまです。
あまりにも1stガンダムなのがひっかかってネットで色々調べてみたら、
Oガンダムはわざと1stガンダムになるよう意図的に作られています。
(ちなみにリボンズキャノンはガンキャノンベース)
その真意は「俺たちが初代ガンダムをぶっ壊す」だそうで…
(追記:私が見たネットでの批評に、(初代ガンダムを)ぶち壊したいならそもそもガンダム以外でやれよ、ってのがありましたが全くもってその通り)
これだけだったならば別にフーンなんですけど、この作品初代だけでなく様々なガンダムからネタパクってんですね。
ぱっと目につくとこであげると、
GN粒子⇒ミノフスキー粒子
イノベイダー⇒ニュータイプ
主人公がイケメンテロリスト⇒W
戦場で歌が聞こえる⇒V
ガンダムキュリオス⇒Z
他にも探せば色々ありますが長くなるので省略。最初はオマージュかと思ったけどこの制作陣の意図を知ってしまうと、オマージュ(リスペクト)ではなく、単なるネタ流用なだけ。
そんなネタ流用しまくって、少しだけオリジナル要素付け足したもので「初代ガンダムをぶっ壊す!」とかよく恥ずかしくもなくも言えますわ。二次創作レベルの作品です。
余談になりますが、ラスボスのリボンズはアムロ役の古谷徹さんです。
ただOOでは、芸名を古谷徹とは異なったものにしております。制作側の意図としては要はあてつけでの人選であるのがぷんぷん匂うわけですが、
それを感づいて古谷さんは別名義でオファーを受けたのかもしれません…いずれにせよ古谷さんぐっじょぶ!
ガンダムが好きな人はほんと、観ない方がいいです。
ちなみにガンダムという観点を抜かして観てもまぁフツーの作品です。1期のレビューで書きましたが、基本的にキャラの使い方がへたすぎ。そのとばっちりはサーシェスとかまでにもいったわけで…
また、物語の構成が非常にかったるい。1期からメインと同時にサジ・ルイスパート、マリナパートを並列して話を進めていってるわけだけど、その伏線張りがあまりにも長すぎてだれまくりです。
サブキャラの背景を描くのは大事だけど、それ自身に時間をかけてしまい物語自体をダレてしまうのはよろしくない。
こういうのは、1,2話でサクッとまとめ話を作った方が視聴側も整理がつきやすいものです。