かげきよ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
この五円で続きを見せてくれ
祀られる社もない神様夜トとその夜トを庇い半妖となった壱岐ひよりが
人に危害を加えるあやかしを退治したり人を幸せに導いてゆくストーリー。
声の印象が強く人助けという共通点もあり化物語を思い起こさせます。
まだこの先不明ではありますが心温まるエピソードが結構出てくる気配がします。
あと伏線になって来るかは分からないですが「におい」が
何か鍵になっていそうでちょっと気になっています。
一話の雰囲気でこの作品はハズレにはならないでしょうから期待して観ようと思います。
注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。
※2話感想{netabare}
世界観とひよりの体質を再度分かりやすく紹介し神器の雪音を仲間に加えました。
どうやら神器にする時その者の人生が見える様で
雪音の悲しい経緯も物語を盛り上げる要素の一つになりそうです。
【予想】{netabare}
あやかしを斬る度に神器も浄化されるのではないかな?
っと思っています。
一話で神器に逃げられましたが魂が救われた幸せな別れだったのではないでしょうか?
{/netabare}
2話使って丁寧に下地が出来たと思います。
次回からのストーリーに期待します。
{/netabare}
【総評】
まるで3ヶ月かけた予告編。
長い物語のほんの一節を覗き見た感じでまだまだこの先が観たくなりました。
1期は全12話ですがヤト、ひより、雪音の3人の関係性が構築される
いわば身内の話に9話を費やしていて
導入が終わりやっとこれから物語が動き出すかという所、1エピソードで終了。
一応キリの良い所で終わっていますがもっと見せて欲しいというのが本音。
せめて2クールは味わってみないと物足りなく感じてしまいます。
(雪音の成長の物語と捉えて満足しようとは試みたのですけど、ダメでした。)
心理描写などじっくりとしっかり描けていて伸びしろがあるのは間違いないですし
作画も素晴らしくアニメならではのモノノケの表現が独自の怪しさを醸し出していますし
「斬る」事に拘りのあるアクションシーンも見応え十分で
特にラストの殺陣のシーンの盛り上げはスゴいものがありました。
続きがあれば良作になるだろうと思うのですが何せ不完全なので微妙な評価になってしまいます。
早めに続きがあると良いのですけどね。
良質な作品で楽しめると思いますのでオススメしても良いのですが
2期来るのが分かってからでないとモヤモヤしてしまうかも知れません。