caju さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アイザックとミリアは我知らず周囲に幸福をまきちらす
イタリア語で馬鹿騒ぎという意味のバッカーノ。
タイトル通り馬鹿騒ぎを時にシリアスに時にコミカルに、登場人物達(アニメ版だけで総勢30人以上、原作に至っては90人以上(!?)にもなるようだ)が面白可笑しく演じていく群像劇。
まさにミュージカルのようなアニメでした。
原作は某小説大賞を受賞した時にタイトルだけ記憶しています。丁度、ライトノベルを読んでハスハスしていた頃ですわ((´∀`*))
まさか20作以上出ている長編だとは知りませんでしたが。
■キャラについて
登場人物の多さと、その個性の強さにびっくりしました。
最初はその多さゆえに名前と顔が一致しないという難点もありますがキャラが皆たっていますので問題ないです。
正直名前分かってなくても何とかなります。
一番のお気に入りはアイザック&ミリア。
この二人が出てくるたびにワクワクします。
一体次はこの二人がどんな事をしでかしてくれるんだろうか。そしてどんな幸せをまきちらしてくれるんだろうか、と。
■ストーリーについて
難解です。
群像劇で多視点でさらに登場人物が多く、その上時間軸が飛び飛び。
ただ話としてはまとまっている事と、謎解きのピースが一つずつ綺麗にはまっていくためクオリティは高いです。
1度見ただけでは雰囲気を掴む程度にしか掴めないかも。2度目で細かなディテールを把握できる。そして3回目で自分なりの楽しみ方を探せるアニメ。まぁつまり3回も楽しめるよ!
ちなみに私はたぶん70%位しか理解してないです。諦めました。
雰囲気で十分満足したので。笑
■音楽について
OPの「Gun's&Roses」が最高に上がる曲でした。
ビッグバンドジャズ系でオフボーカルVerとボーカルVerがあります。
OPで使われているのはオフボーカルで個人的には声はなくて正解だったかな、と。
ボーカルの人には悪いですが、ウィスパーボイスで声に張りが無いのでバッカーノとは合わないと思いました。
■最後に
原作の小説は時系列通りに話が進んでいくようで、時系列バラバラはアニメのオリジナル要素の様です。
これについては面白かったので満足しています。
ちゃんと暗転時に年代の表記が出てきますし、親切設計とまでは言わずとも製作スタッフの心配りはできていると思います。
まだ見たことない人は試しに1話見てみると雰囲気が掴めると思いますよ。
私は小説に手を伸ばしてみようかと思っています!笑