こなそ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
やはりこの主人公の卑屈っぷりには驚愕せざるを得ない
僕は好きですけどね、ヒキタニ君w
ではあらすじから(視聴済みの方は感想まで飛んでください)
〜あらすじ〜
幼少期から友達ができず、孤高のぼっち主人公「比企谷八幡」は高校2年生。
頭の良さ、ルックスは高スペック(自称)ながら、卑屈過ぎる性格と死んだ魚のような眼をしていることから、クラスでは目立たないように高校生活を過ごしている。
そんな中、生活指導の「平塚静」に目をつけられ、学園の生徒の悩み解決を手伝う「奉仕部」への入部を強制される。
そこで、容姿・能力の完全無欠さから同性に僻みを受け続け、これまた性格が少し(?)曲がってしまった「雪ノ下雪乃」と出会う。
また最初の依頼者である、学校の上位グループに属する「由比ヶ浜結衣」(八幡曰くアホの子)も加わり、卑屈で間違ったやり方ながら生徒の問題を解決する、奉仕部の活動が始まる…。
〜感想〜
まず一言、「人を選びます」
いやーこれに尽きるかなとw
主人公の八幡は、今までのラノベ主人公の常識を覆すかのごとく性格がサイッテーなのでw
とにかく卑屈+行動力が無くて最初は「こんなんでいーのか主人公w」と少々戸惑います。
僕はあまりの卑屈さに1話で切りそうになりましたw
ただ、中盤になりキャラも出揃ってくると、この八幡の卑屈さと絶妙な返しが妙に心地よくなってきます。あと声優の江口さんのだるそうな声が凄くいい。
八幡はやり方こそ間違っているけど、「物事の本質を解決する」という点に長けているので、毎回波乱を起こしながら解決する様はなかなかに見ごたえありました。
ざっくりストーリーの方は、基本的には恋愛要素はかなり薄く、部活動の日常を描いた側面が強いです。どちらかというとコメディ要素が強いです。恋愛ものだと思って見るとちょっと物足りないかも。
キャラもそれなりに魅力的です。
ヒロインは可愛いですし、脇を固めるキャラも個性的です。
結衣可愛いよ結衣。あとラノベ原作に珍しく妹キャラがいい奴です。
あとこの作品は、いやな奴をほんっとーにいやな奴に仕立てるのが上手いw
反面、各キャラの設定はもう少し掘り下げる必要があったのかなーと。特にヒロインのバックグラウンドが描き切れてません。
{netabare}雪乃の家族との確執とか、匂わすだけ匂わせてなんも言及無かったしなぁ。雪乃の姉の陽乃もすごくヒールっぽい感じなんだけど、それもどういう意図でやってるのか分からなかった。{/netabare}
全12話+番外編1話+OVA1話では足りなかったのか…。
原作ではしっかり描き切れてるんでしょうか?
音楽面ですが、OPは何気に名曲だと思います。
毎回OPは飛ばさず見るくらいには好きです。
全体としては、ハマれば面白いんじゃないでしょうか?
なんだかんだ1話1話最後に先が気になる終わり方をするので、気が付いたらラストまで見てました。
原作の売り上げもいいみたいですし、2期もあるかも知れないですね!