シス子 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
お人形さん暴走アニメ^^
原作は未読で視聴しました
原子力発電所の事故
いわゆる「メルトダウン」により
放射能で汚染された東京が舞台
そこに
コッペリオン(※)と呼ばれる
遺伝子操作により放射能に耐性のある体を持って生まれた
{netabare}“かわいい”女の子達が{/netabare}
{netabare}“ワーワーキャーキャー”騒ぎながら
“修学旅行”をする・・・
じゃなくて^^!
現場に残された人たちの救助に向かう{/netabare}
というお話
(※コッペリオン:
古典バレエに登場する「動く人形」コッペリア(COPPELIA)とイオン(ION)を組み合わせた造語(Wikiより))
原作が東日本大震災の前に
既に創刊されていたというのですから驚きです
アニメ化の話が
震災直前に出ていたらしいのですが
当然のごとく立ち消えとなってたみたいです
そしてここにきて
ようやくのアニメ化
震災や原発事故を考慮して
作中での配慮がいたるところでなされてます
原発事故を単なる「事故」
放射能汚染を「汚染」
と表現
それから
政治や企業に対する風刺描写
お色気描写なども控えられている・・・
とのこと(Wikiより)
ただ
話の流れや
会話などから
誰が見ても
原発事故が容易に想像できます
特に
電力会社(作中では電気会社)の社員「梶井五次郎」(かじいごじろう)の言葉は
とても意味深でした
{netabare}事故を起こしたことへの後悔や謝罪の気持ち
そして原発については
本来安全対策にかけるべき費用を
政府や会社の都合で切り詰めたことが
結果的に今回の事故につながってしまったという事実
現在の原発運用の実態を暗示しているのかもしれませんね{/netabare}
さて
この作品
原子力発電所の事故という
結構重たいテーマを扱っていると思い
気を引き締めて視聴したのですが
なんだか想像していた内容からかなりズレてました
出だしはそれなりにシリアスな展開ではあったのですが
途中からは
バトルやら
ギャグやら
“じゃんじゃんツッコミしてくれ~”設定やらで
結構笑えましたよ
出てくる人たちの顔がみんなギャグ系だし
特に「あおい」ちゃんのキャラ設定が
よく分かんない
アクセント的とか
ムードメーカー的とか
そんな生ぬるい存在じゃなくて
明らかにギャグ路線
と思って観てたら
{netabare}突然
説明もなしに
覚醒して強くなっちゃったりして{/netabare}
さらには
マジでツッコミたくなるシーンがちらほら
まずは
{netabare}「ステルス爆撃機」・・・
飛んでる機体の周りに
カラスが群がってる(すげ~演出)
しかも
カラスが
ジェット機と同じスピードで飛んでるってどういうこと?{/netabare}
{netabare}万能薬の「エーテル」・・・
ネーミングからして謎なのですが
きっちり10分間しか効果がないからって
画面の下にタイマー表示してカウントダウンってありえね~
しかも
あと数秒のところでギリギリセーフって
どんだけ劇的なお薬なのか想像できません{/netabare}
{netabare}そして「巨大蜘蛛型ロボット」と「電車」・・・
決死の覚悟で
切れた電線を修理し
電車による脱出を試みる主人公「いばら」ちゃんたちに
巨大蜘蛛ロボットが後方から追いかけてきます
迫る巨大蜘蛛・・・
電柱をなぎ倒し
電線をブチブチって切り・・・って
えぇ~!
電車が走ってる・・・
電線切れてるのに・・・{/netabare}