かげきよ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
無表情でも感情豊かな魔女
主人公である平凡な男子高校生、多華宮仄を
学園のマドンナでありながら実は炎使いの魔女、火々里綾火が護る魔女アクションコメディ。
魔法少女ってロリロリが定番ですがこの作品ではナイスバディで若い魔女の印象です。
バトルもキラキラリンっていうエフェクトではなくちゃんとした火炎魔法という感じで
個人的には取っ付き易く、この先も大人が観られる魔法少女だと楽しめそうです。
ストーリーとしても仄を「姫・主人」と呼ぶ綾火が意味深で二人の関係性が
どういうものなのか興味を惹かれます。
結構楽しみな作品です。
EDはかなりポップでしたね。
※2話感想{netabare}
何となく話の流れが見えてきました。
トウの魔女と工房の魔女で多華宮くんの持つ白いアレを巡って戦っている模様。
白いアレや二人の関係性は予想しつつ観進めて行こうと思います。
今のところは多華宮くんと同じもの想像しちゃいます。(^_^;)
ED観ると毎週拷問があるのかも。
{/netabare}
※6話目までの感想{netabare}
ストーリー重視の作品なのかと思っていましたがどうやらコメディ路線でした。
(後半はそれなりに締めてくれそうな気もしますけど)
ヒロインが容姿端麗で無表情なのがミソですね。
苦しい時も楽しい時も愛しい時も嫉妬している時も表情がないので
こちらの想像でどれくらいなのか推し量りながら観るのが楽しかったりします。
無表情でのボケも多く本気なのか?冗談なのか?
と惑わせる事で面白味を醸し出しています。
メデューサ一味も愛らしく見えてきましたし、
当初のイメージと異なるアニメながらコレはコレで楽しく観られています。
{/netabare}
【総評】
街がどんなに破壊されても元通りという設定に無理を感じていましたが
その設定を活かした作りになっていて一期通してみると纏まっていて楽しめました。
ただ魔女の能力の凄さや背景に眠るスケールの割に意外とこじんまりとしていて
ストーリーものとして観ると物足りなさも感じてしまいます。
キャラが豊富でドタバタ楽しい雰囲気ですので
一期目に関してはキャラものとして観ると良いかも知れません。
綾火は無表情で一見すると何の感情もなく面白味もなく感じてしまうかも知れませんが
注目していると常に灰の事を一番に考え多くの感情を持っている事に気づかされます。
綾火の心情を測る事によりこの作品が楽しくまた味わい深くなっていくと思います。
また、多すぎると言って良い程に魔女が登場しますし正直掘り下げも足りないのですが
各魔女それぞれ考えている方向性というかベクトルの向きや大きさが異なり
色々な所でこのベクトルがぶつかり合う様が
混沌を演出しこの作品ならではの個性になっています。
トウの魔女もコウボウの魔女も一枚岩でなく各魔女が考え動く事によりストーリーが生まれる
と言う感覚で楽しむと受け入れ易いと思います。
この先まだまだ膨らみのある設定ですので今期は物足りなく感じたストーリーも
二期三期と続けば面白くなっていく気はしますので気長に続編を待つことにします。