いおりょぎ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
世界観が秀逸!アニメ頑張ったけど、何回も見ないと理解ができないし、10話じゃ短すぎるでしょ(>_<)
全話視聴(多分10回近く見ました)
原作未読(でも購入済み)
コミック既読(アニメ作成分までで完結)
昨年視聴した中でも自分の中では上位の作品です!
いつものことですが、タイトルから内容がイメージできなかったので、リアルタイムでは見なかったんですが、キャラデザインが好みだったので、放送終了後にまとめて見ました。
見始めてすぐにかなり壺にはまってしまいました(*^_^*)
「箱庭」という不思議な世界で、ギフト(箱庭では特殊な能力をギフトと呼びます)を持った問題児の主人公たちが、そのギフトを駆使して他のギフト所持者たちとあらゆるものを掛けてゲームを繰り広げるという、少し込み入った設定のお話です。
原作者である「竜ノ湖太郎氏」がアニメ化は不可能だろうと思っていたほど複雑な設定やストーリーのため、自分も1回見ただけでは理解できない部分が多々ありました。
それでも面白いと思った理由は主に以下の点です。
・実際の「神話」「童話」「歴史」をもとに設定されたさまざまなエピソードが、かなり上手に導入されていて、興味をそそられる設定になっている。
⇒説明がないまでも、全く知らない用語ではないため、知りたい欲求が生じたと思います。
・問題児の異能の能力について最小限の説明にとどめているが、それが却って効果的であった。
・特に「逆廻十六夜」についての能力については全く不明であったが、強さは圧倒的!!で爽快感とともに、互角に戦える相手がいるのか、知りたい欲求にも駆られた。
・原作者も称賛するほど、アニメの出来栄えが良く、分からない内容も多々あったが、世界観は十分に表現されていた。
・個人的にはキャラデザインが好みであったが、演出も素晴らしく、何回も観て分かったが、短い話数で挿入すべきエピドードが効果的に表現されていた。
ただやはり、上記の点に一つでも引っ掛からないかぎり、理解するのにはかなり複雑な設定なため、評価が分かれる作品だと思います。
diomedéaの作品ですが観たのは初めてでした。
作画はキレイとまではいきませんが、少なくともキャラの個性の表現が上手い!って思いました。
また、原作未読ですが、バトルシーンの再現性も素晴らしく特に十六夜のバトルはどれも見ごたえがありました。
また声優スタッフ陣も、それぞれのキャラにとても合っていて、良いキャスティングでした。
問題児3名「逆廻十六夜・久遠飛鳥・春日部耀」と「黒ウサギ」はどれも個性的で、甲乙つけがたかったですが、やっぱり十六夜が目立ちましたね~。
強いだけでなく、頭も切れて知識も豊富、ぶっきらぼうだけど本当は優しいと、非のつけどろの無い主人公です。
後、忘れてはいけないのが、「白夜叉」の存在ですね。
白夜叉についても謎の部分が多くそれだけで面白いのですが、何といっても「エロの美学」についての造形の話が面白い!!
「見えそうで見えない」に関する講釈は絶賛でしたww。
敵対するキャラ達も結構存在感があって良かったですね~。
OP・EDも独特な世界観のある曲で良かったと思います!
ただ、やっぱり残念なのは1クール10話では短すぎる!!ってことですね・・・。
そして、1回見ただけではなかなか理解できない部分も多いです。だいぶ「ウィキペディア」のお世話になりました(^^ゞ
上手く食いつければ、嵌る作品なので、二期を期待したいんですが、コミックもアニメ放送部分で完結してしまい、どうも続きは無い可能性が高いかも…。
二期があると思って、読まないでいた購入済みの原作をそろそろ読もうかなって思ってます。
なお、diomedéaは「脳コメ」も面白かったし、未視聴ですが、「ぎんぎつね」も悪くなかったみたいなので、4月放送予定の「艦これ」に期待しています!!
ただ、「脳コメ」も10話で終わっているので、「艦これ」は最低12話はお願いしたいです。
でもやっぱり問題児続編OVAでもいいから作ってほしいな~。