退会済のユーザー さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
掴みは完璧だった
原作があるそうですがそちらは未読です。
アニメからいきなり入りましたが、1話見た時「実はこういうアニメを待ってました!」と期待は高かった。
掴みは鬱。
これほどガツーンと暗い部分やりきって貰えるとかえって清々しい。
これから先どうやってヒロインの心の闇が晴れていくか、気になって仕方が無かった。
ですが、5話ぐらいだったかな。1クールの半分も行くか行かないかあたりで琴浦さんの心の闇があっさり晴れてしまいます。
そして、気がつけば人の心を読める女の子がゆる~くラブラブ、時に奔走する大した特徴の無いアニメに。
{netabare}
真鍋君がとにかく白過ぎる(良い人すぎる)んですよね。ラブコメ路線で行くにしても、キャラ立てる意味でも、もっとこの辺の裏付けが欲しかったかな。{/netabare}
全話観終わった後、全体の作りとして「あれもしたい・これもしたい」が多くなりすぎて全部ぶっこんだ結果、肉付けが間に合わず粗筋をなぞっているだけのような印象を受けました。
なぜ、シリアスのまま走りきることができず、中途半端に角を丸めてしまったのか…。
人の心を読めることによる弊害とそのトラウマ、吐くほど苦しむ傷は十分理解できるし違和感もまったく無かった。
最初の掴みがああだったからこそ、引っ張って引っ張って最後付近でその闇が拭えて、ようやく涙を誘うような構成を望んでいた。
このままが好きな方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にはもっと重い展開の方が結果、好きになれたと思う。